シングルマザーも恋愛したい、でも現実はシングルマザーの恋愛は難しい。そして何よりマイナス要因が多い。

シングルマザーの恋愛は実際とっても難しい、そしてマイナスになることが多いと思うシングルマザーのわたしの考えです。

シングルマザーも恋愛したい。でも現実はシングルマザーの恋愛は難しい。

わたしはかれこれ19歳のときからシングルマザーになり、30歳になる今の今まで、10年間恋愛という恋愛はしたことはありません。女性が一番恋愛して美しくなる年齢なのにね。ほっといてくれい。そうです、わたしはシングルマザーになってからずっと恋愛たるもの禁忌として過ごしてきました。もちろん、恋愛したくなかったのか？って聞かれたらそんなことなかったです。やっぱり気になるひともいたし、告白されたこともありました。まぁ子持ちっつったって、まだまだ20歳そこらのOLだったわけだから、寄ってくる物好き男子もいたわけですなー。あのときは若かった。わたしも初めて社会にでて、社会で働く男性を間近で見て、かっこいいなーって正直思ってたので。でもお付き合いを申し込まれても断ってきたし、好きなひとがいても諦めていたし、昔も今も子連れのまま恋人を作る気もなければ結婚だってする気もありません。好意をもって告白してきてくれた男性を思い返すと少しだけ、もったいないと思うこともありますけどね（←未練たらしい）。

結局、シングルマザーの恋愛って難しすぎることが目に見えてるんです。シングルマザーが恋愛をすることで、男女が本来恋愛で悩むはずのないことで悩んだり、最愛であるはずの子どもとの時間に嫌悪を感じてしまったりすることもあるでしょう。2人が恋愛をすることで、子どもが寂しさを感じたり、幼少ながらに母親が父親でない男性と恋愛する姿を、決して心底良い気持ちで受け入れられないこともあるでしょう。

もちろん、シングルマザーだからって恋愛してはいけないって言いたいわけじゃないんです。シングルマザーで再婚して幸せになるひとだってたくさんいますよ。シングルマザーである女性とその子どもを心から受け入れてお付き合いしている男性もたくさんいると思います。でもそれってきっと、少数派だと思います。もし一時的に男性がシングルマザーである女性とその子どもを受け入れていても、それがいつまでも続く保証がありません。他人の子どもに責任を持ち、他人の子どもを育てる女性を心底サポートしてくれるようなそんな寛大な男性がいたら、たいがいとっくにもう結婚していますよ(笑)。

いろいろ考えると、やっぱりシングルマザーの恋愛って課題が多くて難しいと思うんです。わたしがシングルマザーの恋愛が難しいと思うポイントがいくつかあります。

シングルマザーの恋愛、子供への影響

シングルマザーに彼氏なんかできようもんなら、まず子どもに必ず何かしらの影響ってあります。

ママが父親じゃない男性のほうばかり向いていれば、子どもなりの寂しさや嫉妬心も持つこともあるでしょう。不在が増えれば増えるほど母親に対する恋しさや寂しさ、不在による不安が募ります。男性と子どもが他人である以上子どもがその男性に不満を感じていても、なかなか本心を言えなかったり、「新しいパパがいやだ」とか本心をさらけ出せば、彼氏と子どもの関係が悪化します。本来他人ですから。

子どもの父親ではない男性とは、やはり男性でしかないのです。その子どもの父親にはなれない。精神的に幼い男性であれば、子どもの父親に嫉妬することもあるでしょうし、当たり前の子どもの反応（夜泣きやぐずり等）に怒りや暴力を表すひともいるでしょう。もしシングルマザーで彼氏を作るなら、男性と子どもがストレスを感じないように必ず子どもと距離も持った状態で交際するとか工夫しないといけないかなーと思いますね。

シングルマザーの女性を口説きたいなら、男性は「俺子ども好きだから」とか「新しい父親に俺がなるよ」なんて言う男性もいると思いますが、そもそも子育てが口でいうほど簡単ではないのは母親自体が実感してわかることだし、子育ての大変さをふまえている男性はそんな無責任なことを軽々しく言わないんです。もしシングルマザーが恋愛するとしても、そのあたりは母親が判断して、男性と距離を詰めすぎず恋愛すべきなんだと思います。

そんなこと考えてると恋愛するほうがめんどくさくなるんですよねー。

シングルマザーの恋愛、母親自体への影響

シングルマザーが恋愛して、本気になってしまったら、しばしば周囲がみえなくなることがあるんだと思います。なんていうか、理性がなくなるっていうか。

わたしの友人は子連れ離婚後、すぐ彼氏ができて子どもと彼氏と同棲していましたが、まだおさない子どもを一人で寝かせて母親は別室で男性と寝るようになったそうです。そしてなんか怪しい夜の営みの声が壁沿いに子どもの部屋まで聞こえてくるんだそう。まだ7歳くらいだったその子どもは、おばの家にかけこんで事態が発覚し、男性は追い出されていましたけど。

たぶん、その友人はもう子どもの母親であることがすっぱ抜けて、女に戻ってしまったんだろうなーと思います。母性より女性が強くなったんでしょうか。あんなに子どもをかわいがっていたのにって思いましたね。でもそういったケースを見ていて、そうとうメンタルがしっかりしている女性じゃない限り、女性が恋愛にのめり込むと、自分が母親であることすら忘れてしまうことがあるんじゃないでしょうか。子どもにとってどういう母親であるかを考える前に、彼氏に好かれる女性になることしか考えられなくなるのかもしれません。わたしはそういった友人の例をみて、それだけ強く自分を持てる自信がないので、恋愛はしないでおこうって思っています。

シングルマザーの恋愛、デートと子育ての難しさ

シングルマザーの恋愛が難しいと思う要因として、交際に必要な「デート」の存在。

親である以上、まだ子どもが幼ければ幼いほど子どもとの時間を大切にしないといけない時期ですが、ママが彼氏なんか作っちゃうと貴重な子どもとの時間が失われてしまいますよね。だからって子連れでのデートは、父親ではない男性にとってはきっと負担に感じることもあるでしょう。子どもってかわいいだけじゃなくて、大変なこともたくさんありますからね。じゃあどうやってシングルマザーがデートするんだって話になってくるんです。たとえ子どもが中学校とか高校くらいの大きな子になったって、夜通し家を空けるようなことをしたり、夕飯を一人で毎日食べるような環境にすることは望ましくありません。だからって、父親じゃないひとと毎日過ごすことは多感期の子どもに負担になるかもしれません。

シングルマザーの恋愛、どうしてもマイナス要因が多くなる男女の恋愛心理

シングルマザーが男性と交際すると、何かとマイナスになることが多いです。子どもが小さければ小さいほど特に。

子どもの成長にも影響しやすいし、男性にとっても負担がある。どちらも継続しようとしたら、彼氏に時間を使いすぎることも、子どもに時間を使いすぎることもできません。彼氏に夢中になればなるほど、子どもの母親である自覚が薄れがちになってしまいます。決して全員とは言いませんよ、もちろん個人差があるものだと思いますが、恋愛する相手やシングルマザーの性格や環境によっては、このようなマイナス要因が起こるリスクが結構高いと思っています。

もし子連れで同棲や再婚をして、男性に食べさせてもらうような環境になっても、やはり男性にとっては自分の子どもではない子どもを食べさせているという気持ちになるだろうし、女性にとっても食べさせてもらっているというような感情が入ってくるかもしれません。そうなると本来カップルや夫婦にあるべきではない「上下関係」が出来てしまいます。

とか色々考えたりしていると、シングルマザーの恋愛って絶対ダメっていうわけじゃないですが、もしできるならまず子育てをしてある程度子どもが自分から離れてからが良いんじゃないかなーって思いますね。

シングルマザーの恋愛は子どもが巣立ってからベストタイミング

もし子持ちの母親がどうしても恋愛をするなら、子どもをしっかり育てて、子どもが自立して働いて、自分で生きていけるようになってからが良いんじゃないでしょうか。そうすれば母親の恋愛で子どもが何か影響をうけることもないし、寂しい思いをすることもありません。子どもとの時間や彼氏との時間で悩むこともないでしょうしね。

わたしは変な男に騙されるのはいやだし（もうコリゴリだし）、それで子どもに迷惑をかけたり心配をかけるようなことはしたくないので、恐らく一生独身で過ごすだろうと覚悟しています。うん。でも変な人と結婚して変に苦労するなら、もう一人で生きていけるなら一人でいいやとかも思えてきてますね。これって開き直りなんでしょうか？できれば子どもがもう一人くらいほしかったけど、新しいお父さんもいやだし、だからって息子の父親なんてもっといやだし(笑)、わたしが生涯出産する子供の人数はこの子一人なんでしょう。

あ、何度も重ねて言いますが、決して恋愛中のシングルマザーを否定しているわけでもないし、シングルマザーで恋愛しているひとがすべてあてはまるというわけでもないです。ご了承ください。ただ、そうなるんじゃないかっていうわたしの予測です。恋愛中のシングルママさん、気にさわったらごめんなさい。

今日はこの辺で。