シングルマザー生活が苦しいとき、見直すべき5つのこと



シンママナースの マリアンナ です。

シングルマザーのわたしはかつて月収5万くらいの収入からシングルマザーライフをスタートしました。節約していくら働けど、女手ひとつで稼ぐお金なんて雀の涙のようなもの。何度も何度も見直して、あれこれ調べて、実践して、今は最終的に看護師になって月収30万以上を稼げるようになりました。この記事ではシングルマザーが生活が苦しくてどうしようもないときに、見直すべきポイント5つについて説明しています。

 



わたしがシングルマザーになってから働きだした時の月収

わたしがシングルマザーになって初めて働いたときの一か月のお給料は約5万円くらいでした。正直経済的にすっごく苦しかったです。まだ息子が赤ちゃんのとき。赤ちゃんのうちはなんだかんだといって、こどもにかかる費用は、おむつ代くらいなもんでした。服はすべておさがりか中古品で済ませました。でも徐々に保育園にいったりするようになると、制服代、保育園料(母子家庭でもかかります)、食費、お菓子代、学資保険料など、教育費なども重なってきて、このままでは生活がやばいとおもうようになりました。子どもって成長とともに手は離れてきますが、容赦なくお金がかかるようになります。もー、当時は自分の服だとかそんなもん買う余裕なかったですよ(今もだけど)。いつも同じ服をきていて、友だちに笑われたときは本当に傷つきました。母親っていってもまだ20歳の、いってもオシャレしたい盛りの女の子でしたから。まぁ、自分が選んだ道だから後悔なんてないけど、とりあえずシングルマザーの生活は経済的に本当に苦しかったです。

シングルマザーの生活が苦しい

このままじゃだめだ、っていうことで、子どもを寝かせた間、シングルマザーが子どもを育てていくためにどれくらいの生活費が必要になるのか、たくさん調べて、たくさん考えました。そうすると、今の生活で見直さないといけない点がいろいろ見えてきたんです。

 

見直し①:シングルマザーに必要な生活費を割り出そう

シングルマザーが子どもを養いながら生活していくにはどのくらいの収入が必要か。まずこれが把握できていないと、今後必要な収入が見いだせないし、どんな仕事につくべきか、どんなスキルアップをすべきかが見えてきません。だから、まず今後の生活も想定した上で、自分たちの生活にどれくらいの費用が必要になるか、計算しましょう。コツは、少し多めに計算することです。家賃、食費、雑費、保険料、教育費、光熱費などすべて計算して、少しゆとりをもたせた生活費を計算しましょう。必要な収入はその生活費の額を少しうわまわる金額です。ちなみにわたしは3人家族で、生活費を見直し、すべてを計算して月30万くらいの生活費が必要なことがわかりました。

 



見直し②:今の生活がなんとかできれば、のままではいけない

シングルマザーになると、生活が苦しいがゆえに「とりあえず今月食べれたら」みたいな生活が続くようになります。でも将来子どもにどんどんお金がかかることが見えていて、その日暮らしのような生活は危険です。シングルマザーだからこそ、ある程度預金もできてかつ安定した収入を得るべきです。もし今シングルマザーであり、パートやアルバイトで生計をたてているなら、子どもの年齢や環境とともに生活を安定させるためにどのタイミングでどんな行動をしていけばよいのかを考えていきましょう。(子どもが小学校に入ったタイミングで正社員になる、とか保育園の間は独学で資格をとっておく、とか)

たいていのシングルマザーのひとは生活苦もあり、節約がしっかりできているひとが多いです。ただ生活を良くするためには、出費を抑えるとともに収入アップへのアプローチが必要なんです。

 



見直し③:出費節約の次は収入アップを考えよう

今シングルマザーとしてどれくらいの収入がありますか?今の収入は「<見直し①:シングルマザーに必要な生活費を割り出そう>」で見直した生活費とトントンですか?それとも生活費より収入のほうがはるかに多いですか?

理想的な収入は生活費より上回り、貯金できる程度です。どれくらいの貯金っていうと人によってもニーズが違うので、なんともいえないですが、年間収入5~10%は貯金にまわせるといいですね。仮に年収が300万なら年間15~30万は貯金に、って感じにはしたいものです。もし今の収入が生活費とぎりぎりだったり、貯金に回せるほどの余裕がなく、これ以上節約も困難であれば、今の収入が必要な生活費に見合っていないわけです。つまり、収入をあげる何かの工夫が必要になります。

 



見直し④:どれくらいの収入支出の生活がしたい?目標を決めよう!

収入アップさせるためには、まず目標を決めて、現実的なステップを踏みましょう。

世の中にはネズミ講とか、株だとか、為替、fxだとか、短期間で儲かる!不労収入ができる!とか宣伝みたいなのがよくありますが、わたしが今まで見てきたなかでそんなのはたいてい嘘で、だいたい短期間で儲かるとかそういったうたい文句に手を出すと、大損をこくのがオチです。(わたしもちょっと投資に手を出して損したことがあります・・。(恥)しなきゃよかった。)こどもがいる以上、子どもの人生もかかってますから、確実に安定して収入をあげるステップをふむ必要があります。仮にそういったことに手を出したとしても、まずは安定した収入と生活を手に入れてからです。

目標とする収入は、安定した生活が遅れて、少しでも貯金できるくらいの収入が理想的です。設定する金額はあくまでも現実的な収入で、いくら憧れでも「ベンツを乗り回す」とか「タワマンに住む」とか非現実的なことを目標にした収入の想定はしないでください。

 

今の生活からどれくらい生活レベルをあげたいですか?またあと月にどれくらいの収入が必要ですか?だいたいでもいいので、計算してみて、目標の収入を決めましょう。

 



見直し⑤:目標を達成するためには、あといくらくらい収入を増やす必要がある?その現実的な方法を探そう!

目標の収入が決まりましたか?

目標の収入が算出できたら、足りない収入はいくらくらいですか?

またその収入を得られる仕事はどういったものがあるでしょうか?

 

仕事を探すときはハローワークや求人サイト、年収ランキングサイトとかを見て、どんな仕事なら目標の収入にたどり着けるのか調べてみましょう。わたし、めっちゃ調べましたよw。仕事とか職種って本当に、自分が知っているものなんてごく一部で、いろんな業界にいろんな職種や役割、資格があります。こんな仕事あるんだって結構びっくりすることあります。自分の知っている範囲の職種だけで、「わたしには子育てしながら何十万も稼ぐなんて無理だ」なんて決めつけず、いろいろな仕事や職種、資格をいろんなサイトでみてみましょう。職業訓練所や職業支援のサイトで見てみるのも良いですね。

探し続けなければ見つからないもんですが、探し続けてれば自分の希望に合うものって見つかるもんです。

 

年収統計サイト:年収ラボ

 



月収5~6万のシングルマザーが月収30万以上稼ぐためにしたこと

どうして収入の安定が大切なのか。それは経済的な安定は、精神衛生的にも良い効果を表し、結果として良い子育てにつながるからです。決して貧しいことがいけないとか、だめだとか言ってるわけじゃないですよ。わたし自身、幼少期はすごく極貧のなかで生きてたので。でも極貧生活を幼少期に体験したからこそ、ゆとりある生活の大切さが身に染みています。母子家庭だからとあきらめずに、生活をより良いものにするためにはどうしたらいいのか、常に模索することは大切だと思います。生活をよくするために頑張っている親の背中は子どもにとってもとても良いことで、子どもが成長したとき、親の尊敬にもつながることです。ただ、親がまだ恋しい子どもが小さい時にあまり無理して頑張らなくても良いとは思いますけどね。わたしが看護学校へいこうと思ったのは、子どもが5~6歳のときでしたから。

 

わたしはシングルマザーになった当初の月収は5万とかで本当にお金がなかったですが、今は月収30万以上、年収は500万を超えるようになり、なんとか自立して生活できるようになりました。おかげで税金があほほどひかれていますが・・。母子家庭の手当とか、ひとり親医療制度とかもうけていません。(っていうか年収が越えてしまったので、打ち切られてしまった)でも自立できていることの安心感と、自信ができました。ちなみにシングルマザーのわたしがそれだけ収入を得られるようになったのは、奨学金や国の支援をうけて、看護学校へいって看護師免許をとったことがきっかけです。今の日本の看護師のお給料相場って、結構高いので、そこに目をつけました。

わたしが看護師になったいきさつや方法については以下の記事を参考にしてください。

シングルマザー 看護学校にいる費用と準備方法:シングルマザーが看護師を目指すなら   シングルマザーの収入の現状 2016年現在、シングルマザーの平均年収は223万円、月収は約18万円と言われています。 都市部では2DK~2LDKでも家賃は7万以上するでしょうし
シングルマザーのわたしが看護師になろうと思った理由~看護学校を卒業してみて~ シングルマザーのわたしが、看護師になろうと思った理由と、看護学校へ通い卒業した感想です。看護師の収入や働き方、シングルマザーの夜勤勤務や日勤勤務について、シングルマザーが看護師になる方法等をまとめてい
看護師

わたしが収入をアップさせるために行ったのは、上記に書いた5つのステップをひたすら繰り返しました。シングルマザーなりたての頃は、今ある収入でなんとか生活するっていう節約志向の生活でしたが、支出を抑え続ける生活には限界があると思ったんです。だって、子どもにはいやでもお金はかかってきますからね。おまけに将来的には高校、大学とか莫大な教育費が必要になることも想定しておかないといけない。わたしが貧しくて高校時代大学を断念しざるおえない環境ですごく辛かったので、子どもが学びたいと思うことを、学ばしてあげられないのだけはいやだったんです。それから今の生活を見直して、将来を想定して、より良い条件の仕事を探して・・という感じで何度も何度も家族の生活のシュミレーションと年収を見直して、仕事を探したり、このままでいいのか悩んだり・・。何度か転職はしましたが、結果は看護師という仕事を選んで、良かったと思っています。大変だけど、経済的には自立できていることはありがたいことです。別にすべてのシングルマザーが看護師になることが正しい答えなわけでもないんですけどね。そのひとのライフプランにあった仕事やライフスタイルがあると思いますから。でも共通していえるのは、シングルマザーだからってあきらめたりせず、生活が良くなるように模索し続けることが大切だと思います。その背中を子どももみているだろうし。

シングルマザーっていろんなことを考えないといけないから大変ですが、課題をクリアするごとに精神的にも楽になっていきます。

現状と向き合って、ひとつひとつクリアしていきましょう。