こういうときに看護師やめたいと思う、4年目ナースが仕事を辞めたくなる瞬間7選



シンママナースの マリアンナ です。

出勤するたび辞めたいと思ってる、帰りながら明日がこなければいいのにって思ってる、看護師なのに感染症にかかることをうっすら期待している・・。看護師になりたくてなったのに、ちゃんとお給料もらえているのに、なぜか辞めることばっかり考えてしまう。感染症にかかりたいとまで思ってしまう、不思議な仕事「看護師」。辞めたくなる瞬間7選を紹介します。

 



委員会とか会議とかで休日がつぶれる

すべての看護師にいえることじゃないけど、病院の看護師とかだとよくわからない委員会だ、会議だって休日でも強制出動させられる。年間120日くらい休みがあっても委員会、会議、必修研修とかで結局実際はそんなに休みはない。一回会議を休んだことがあるんだけどね、「大事な病棟の話なのに、あなたきかなくていいの?」って怒られちゃいました。たぶん休みでも会議でるの当たり前でしょ、どんだけえらいんだよって言う言葉の裏返しなんだと思う。でも実際会議とか委員会とか出てもたいそれた話はしてない。いつの病棟会議だか忘れたけど、議題は「患者の忘れ物をどこに置いておくか」だった。もうメールでいいわ!そんなの休みの日にわざわざ出て行ってまで、知りたくないよ!もうどうでもよい委員会とか、もうやめてくれー。

 



サービス残業が多い

タイムカードをきって、残って仕事するなんて普通。看護研究だ、症例発表だ、急変だ、緊急吸引だ、救急オペだってよくわからん理由でサービス残業をよくしてる。こっそり残業をつけようとすると、「あなたの勉強のためでしょ」「あなたのスピードが遅いからでしょ」って言われる。病院ってほんと閉鎖的な空間だから、労働環境は結構なんでもありです。なんかスポコンみたいなのが根付いているんですよね。でも、勤怠までスポコンにはしないでくれ。違法だよ。労働基準局にばれたらいいのに・・(本音)。

 



有給は捨てるためにある

「有給使って2週間連休とったの、海外へいってきたの」って言ってみたい。有給は常にMAXまでたまっている。勤続10年以上の先輩ナースは過去の有給を何十日分も捨てている。有給使えるのは病気になったときか、感染症にかかったときか・・。インフルエンザが流行る時期になると、感染者に看護師が群がったりする。1週間休めるから。っていうか感染症になりたいなんて、もはや異常だけどそうでもしないと連休なんてもらえないから、去年なんか一部の看護師さんは感染症にかかるため必死でした。何回か感染症にかかって1週間出勤停止になったことあるんだけどね、先輩ナースに「バカンスおめでとう♪」って言われました。最初は「え?」って思ったけど、こういうことだったのか、って今になって納得。有給って本来労働者が申請したら、雇用者は却下する権利はないらしいけど、そんなのお構いなし。やめたいなら有給はあげられないからと、40日の有給をまるまる捨てている先輩ナースを何人みたことか・・。なんで無残な・・。有給が自由に使える世界にいきたい。厚生労働省さん、もうっちょっと取締を厳しくしてくださいよ。阿部さん、もっとがんばってよ。

 



人間関係が昼ドラばりにドロドロ

あの医者がこの看護師と不倫しているかと思いきや、この看護師とこの看護師は犬猿の仲。AさんとBさんは仲がよくて、BさんとCさんが仲が悪いけど、CさんとAさんは親友同士。実はこの先輩ナースの元夫はあの臨床工学技士のひとで、今の旦那は理学療法室のあの人らしい。実は理事長の元愛人ってあのひとらしいよ、え、ちょっと待ってもう覚えられない。ちょっとした病気より難しい病院の人間関係の関連図。病院って狭いし、結構みんなが顔みしりなので、下手に浮気したり、不倫したらすぐばれる。しかもみんなゴシップ好きだからすぐ回る。それにしても人間関係がドロドロすぎて、みんなの関係性を覚えきれない今日この頃。病院で働くなら、スタッフとは適度な距離感を持つのが良い。

 



患者のことより人の悪口が飛び交うことが多い

患者さんのことを伝えるカンファレンスより、人の悪口や噂話のほうが多い。本職が芸能コメンテーターなのか、看護師なのかわからないくらい、噂話がすごい。なんでそこまで知っているんだって思うくらい、他人の情報をみんな持っている。下手したら自分も噂の的になるので、下手に自分のことは話さないようにしています。なんか戦場にいるような緊張感。そして噂好きは聞きだすのもうまいから、なおさら気をつけないといけない。特に看護師さんって人の情報を集めるのが仕事の一部だから、その人の特徴を捉えたり、情報収集したりするのが上手なんです。看護学校でも情報収集について何時間も学ぶくらい、人の情報を集めるってのが仕事だからね。そしてその得た情報を他のスタッフに伝えるもの仕事。うーん、そう考えると噂話や悪口が飛び交うのも一種の職業病なのかもしれないけど、ずっと聞いてると気が滅入ってくるから、最近は聞かないようにしています。

 



研修とか行きたくないのに行かされたあとのキメゼリフ「あなたのためだから」

自分の消化できる有給より多い研修や勉強会。日勤終わりに死にかけの顔で、頭に入らない研修会。休日を消化していく学会。もうやだ行きたくない。ちょっと行きたくないオーラを醸し出すと「あなたのためだから」と上司からのキメ台詞。・・・いや、たのんでねーよ!行きたかったら自分でいくよ!っていう不満が募って、みんな退職していってるけど、本音はいえないからみんな違う理由つけて退職している。たいてい家族関係の理由か、田舎に帰るとか、病気になったとか、引っ越しとかどうしようもない理由をつけて退職願いを出すけど、大半が嘘。だから上司はみんながなんで辞めていくのか本当の理由をしらないまま。潜在看護師100万人の原点だと思います。

 



日勤、夜勤、準夜、深夜・・寿命確実に縮んでる

日勤・日勤・休み・準夜・深夜・休み・日勤・日勤・日勤・休み・日勤・日勤・日勤・・・。もう心臓が止まりそうになります。なんでこんなにランダムなんだー!だいたい現役から夜勤ありの看護師しているひとの何%かは、すでに30代くらいから不整脈や変な心臓の波形をしていたり、糖尿病とか女性器系とかホルモン系の疾患を持っている。ちなみに現役から2交代の看護師をしているひとの平均寿命は60歳なんですって。ほんとそれくらい、体に負担がかかってるんでしょうね。本当年重ねるたびに夜勤がきつい。辞めたくなります。

 



それでも看護師をやめられない理由

出勤するたび本当辞めたいと思うけど、やっぱり

お給料が安定していること

患者さんに癒されること

がまだぎりぎり続けられる要因ですね。

 

かわいいおじいちゃんやおばあちゃんの笑顔や仕草に癒されたり、物言わぬ亡くなっていく患者さんから人生について考えさせられたり、そしてただ何の気なしに背中を拭いてあげたり、着替えを手伝ったりしたときに、「ありがとう」と嬉しそうな顔で言われると、やめたいと思う気持ちもすっとおさまったりする不思議。こっちがありがとうって言いたいよ。

労働環境は過酷だけど、収入は安定していて比較的高単価なことは医師・看護師問わず医療業界の魅力。国家公務員にもなれちゃったりする。他にも仕事はたくさんあるしね。仕事なんて何をとるかなんでしょうけど。

 

うん、看護師大変だけどがんばろう。