滴下数計算の方法【簡単で早い!】~練習問題と早見表つき~



シンママナースの マリアンナ です。

 

滴下計算式をさらに詳しく説明しているページは以下記事を参照してください。

滴下数の計算式がわからない!計算式の解説と練習問題

2017.04.12

 

 

新人看護師時代は、点滴の「滴下数合わせ」でとっても苦労しました。

そもそも点滴の滴下計算ってむずかしい。

  • ケースバイケースな医師の指示。臨機王へんに滴下速度が合わせられない。
  • 成人用と小児用の点滴セット、使い分けの判断がわからない。

輸液管理って看護師の大事な仕事のひとつ。

だけど、なかなかその基礎を教えてくれる本や先輩っていませんね。

この記事では、どんなひとでも点滴の滴下計算ができるよう、

現役ナースの筆者「マリアンナ」が解説しています。

 

滴下計算式、成人用・小児用ルートの使い分け、

実際の臨床でよく出る滴下指示の練習問題などなど。

臨床で必要な点滴管理の知識をグッとまとめて紹介します。



一番簡単な滴下数の計算式

わたしがいろいろ試してみて、一番簡単だと思った計算式はこれです。

これはもはや丸暗記しましょう。「点滴滴下数 計算問題集」の滴下数計算問題を全て計算すればある程度滴下計算が身につくように作ってあります。滴下数を計算するときのコツは、まず1時間あたり何mlを落としたいかを明確にしてから、厳密な滴下数を求めることです。1時間あたりの輸液量が割り出せると、1分間の滴下数、1秒当たりの滴下数が計算しやすくなります。

 

成人用ルート(1mL=20滴)滴下数計算式

 

輸液量(ml)/時間 ÷ 時間(分) × 20滴 = 1分間の滴下数

1分間の滴下数 ÷ 60秒 = 1秒当たりの滴下数

 

小児用ルート(1mL=60滴)滴下数計算式

 

輸液量(ml)/時間 ÷ 時間(分) × 60滴 = 1分間の滴下数

1分間の滴下数 ÷ 60秒 = 1秒当たりの滴下数

計算式を見ちゃうと、「ぎゃー」ってなりますよね。ここはさーっと読むだけにして、早く点滴滴下数の計算方法を覚えたい方は、上記の式をつかって、「点滴滴下数 計算問題集 」の滴下数計算問題を解いていきましょう。きっと明日には滴下数計算がさっとできるようになっているはず。

 



成人用ルートと小児用ルートはどうやって使い分けるの?

新人看護師時代、慣れなかったのが「成人用ルート」と「小児用ルート」の使い分けです。

基本的な知識として、病院によって規定は違ったりしますが、

  • 輸液速度が50ml台/時間以下の場合小児用ルート
  • 輸液速度が60ml台/時間以上の場合成人用ルート

を使用するくらいが望ましいと思います。

 

根拠は、

輸液速度が50ml台/時間以下くらいの輸液速度で成人用ルート(1滴=20ml)を使用すると、遅すぎて詰まっちゃいますし、すごく滴下数が遅くなるので、輸液管理が大変だからです。

逆に輸液速度が60ml台/時間以上くらいの輸液速度で小児用ルート(1滴=60ml)を使用すると、滴下が早くなりすぎて調整が大変です。っていうか合わせられないと思う。

成人用ルート(1滴=20ml)と小児用ルート(1滴=60ml)どっち使えばいいのー?ってなったら、 1時間あたりの輸液量が何mlが確認するようにしましょう。

 

滴下計算式をさらに詳しく説明しているページは以下記事を参照してください。

滴下数の計算式がわからない!計算式の解説と練習問題

2017.04.12


点滴滴下数 早見表(成人用20ml・小児用60ml)

滴下速度を調整する用の、点滴早見表です。成人用(20ml)と小児用(60ml)を用意しました。

好きなサイズに印刷して電卓の裏に張り付けるなどして、ご利用ください。

 

  • 成人用ルート(1ml=20滴)の滴下数早見表
成人用ルート(1ml=20滴)の滴下数早見表

 

  • 小児用ルート(1ml=60滴)の滴下数早見表
小児用ルート(1ml=60滴)の滴下数早見表
輸液管理を身に着けたいなら・・

輸液管理を学びたいなら、おすすめの一冊。輸液管理が必要な職場ならぜひ一冊は持っておきたい。

amazonでベストセラー1位になった本で、読みやすさも◎。


 

 

点滴滴下数 計算問題集

ここから輸液滴下数の計算問題をだしていきます。後方に答え「点滴滴下数 計算問題集【解答】 」があるので、解答後参照して○付けしてください。

直接ただ下線部を埋めていくだけの書き込める式にしているので、計算式を簡単に暗記しやすいです。印刷して書き込んでもらったらやりやすいと思います。

 

まずは「点滴滴下数 計算問題1~4」で滴下数計算の基礎を身に着けよう。

 

点滴滴下数 計算問題1

問題

成人用ルートで60ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

60ml ÷ 60分 × 20ml(成人用)=            ①1分あたりの滴下数

        ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =           ②1秒あたりの滴下数

 

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて整数になるようにしよう

②1秒あたりの滴下数  に 3(秒) を掛けるとちょうど整数の          ③滴下数くらいになる。

 

答え

成人用ルートで60ml/時間の滴下する場合、約 3秒 あたり            ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題2

問題

小児用ルートで40ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

40ml ÷ 60分 × 60ml(小児用)=          ①1分あたりの滴下数

                ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =        ②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 3(秒) を掛けるとちょうど整数の           ③滴下数 くらいになる。

 

答え

小児用ルートで40ml/時間の滴下する場合、約 3秒 あたり             ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題3

問題

成人用ルートで80ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

80ml ÷ 60分 × 20ml(成人用)=        ①1分あたりの滴下数

                ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =        ②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 5(秒) を掛けるとちょうど整数の         ③滴下数 くらいになる。

 

答え

成人用ルートで80ml/時間の滴下する場合、約 5秒 あたり            ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題4

問題

小児用ルートで20ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

30ml ÷ 60分 × 60ml(小児用)=           ①1分あたりの滴下数

             ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =            ②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 2(秒) を掛けるとちょうど整数の         ③滴下数 くらいになる。

 

答え

小児用ルートで40ml/時間の滴下する場合、約 2秒 あたり           ③滴下数 の速度で滴下する。

次の「点滴滴下数 計算問題5~6」から、解説つきで臨床をイメージした計算問題を出していきます。

 

点滴滴下数 計算問題5

問題

24時間持続点滴の患者。1日に500mlが2本指示がでている。

小児用ルートで滴下する場合、何秒あたり何滴で輸液管理していきますか?

 

滴下数計算

まず一時間あたり、何mlの輸液を落とせばいいのか計算しよう。

1000ml(1日トータルの輸液量) ÷ 24時間 =          ①1時間あたりの輸液量

①1時間あたりの輸液量が計算できたら、「計算問題1~4」の流れで何秒あたり何滴落とすかを割り出していきます。

 

まず1分あたりの滴下数を求めて、1秒あたりの滴下数を求める。

          ①1時間あたりの輸液量 ÷ 60分 × 60ml(小児用)=            ②1分あたりの滴下数

             ②1分あたりの滴下数  ÷ 60秒 =             ③1秒当たりの滴下数

 

臨床で調整しやすい滴下数に合わせる。

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにする。

 

答え

1000ccの持続点滴を24時間・小児用ルートで滴下する場合、約       あたり            滴 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題6

問題

24時間持続点滴の患者。1日に1500mlが3本指示がでている。

成人用ルートで滴下する場合、何秒あたり何滴で輸液管理していきますか?

 

滴下数計算

まず一時間あたり、何mlの輸液を落とせばいいのか計算しよう。

1500ml(1日トータルの輸液量) ÷ 24時間 =          ①1時間あたりの輸液量

①1時間あたりの輸液量が計算できたら、何秒あたり何滴落とすかを割り出していきます。

まず1分あたりの滴下数を求めて、1秒あたりの滴下数を求める。

           ①1時間あたりの輸液量 ÷ 60分 × 20ml(成人用)=          ②1分あたりの滴下数

         ②1分あたりの滴下数  ÷ 60秒 =          ③1秒当たりの滴下数

臨床で調整しやすい滴下数に合わせる。

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になる掛け算をする。

 

答え

1500ccの持続点滴を24時間・成人用ルートで滴下する場合、約    あたり            滴 の速度で滴下する。

 

 

「点滴滴下数 計算問題7」以降は解説なしで医師指示のみを記載します。

計算問題1~6までの計算問題と解説を参考にしながら、計算してみましょう。

点滴滴下数 計算問題7

問題

1日でトータル2000cc点滴が出ている患者。24時間持続点滴で成人用ルートを使用する。

この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

 

ヒント:

1時間あたり何ml滴下する必要がありますか?

1分あたりの滴下数はどれくらいですか?

 

答え

成人用ルートで        秒に        滴の速度で輸液管理する。

点滴滴下数 計算問題8

問題

500ccの点滴が出ている患者。24時間持続点滴で小児用ルートを使用する。

この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

 

答え

小児用ルートで     秒に      滴の速度で輸液管理する。

 

 

点滴滴下数 計算問題9

問題

500ccの点滴が出ている患者。10時間で滴下するよう指示がでている。

成人用ルートを使用する。 この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

答え

成人用ルートで      秒に       滴の速度で輸液管理する。

 

点滴滴下数 計算問題10

問題

100ccの抗生剤を1時間で滴下するよう医師指示があった。

成人用ルート、小児用ルートどちらのルートを使い、

何秒に何滴で滴下すればよいか?

 

答え

            用ルートで       秒に          滴 滴下する。

 

 

点滴滴下数 計算問題集【解答】

点滴滴下数 計算問題1(解答)

問題

成人用ルートで60ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

60ml ÷ 60分 × 20ml(成人用)=  20 ①1分あたりの滴下数  

 20 ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =   0.3333…. ②1秒あたりの滴下数

 

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて整数になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 3(秒) を掛けるとちょうど整数の 1 ③滴下数 くらいになる。

 

答え

成人用ルートで60ml/時間の滴下する場合、約 3秒 あたり  1 ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題2(解答)

問題

小児用ルートで40ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

40ml ÷ 60分 × 60ml(小児用)=  40  ①1分あたりの滴下数

  40   ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 = 0.666666….②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 3(秒) を掛けるとちょうど整数の 2 ③滴下数 くらいになる。

 

答え

小児用ルートで40ml/時間の滴下する場合、約 3秒 あたり③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題3(解答)

問題

成人用ルートで80ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

80ml ÷ 60分 × 20ml(成人用)=   26.666…. ①1分あたりの滴下数

  26.66666…/     ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =   0.4444…. ②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 5(秒) を掛けるとちょうど整数の③滴下数 くらいになる。

 

答え

成人用ルートで80ml/時間の滴下する場合、約 5秒 あたり  2  ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題4(解答)

問題

小児用ルートで20ml/時間の滴下指示がある。

?秒に1滴の速度で落とせばいい?

 

滴下数計算

1分あたりの滴下数を計算する。

30ml ÷ 60分 × 60ml(小児用)=  30①1分あたりの滴下数

    30 ①1分あたりの滴下数 ÷ 60秒 =  0.5  ②1秒あたりの滴下数

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにしよう。

②1秒あたりの滴下数  に 2(秒) を掛けるとちょうど整数の  1  ③滴下数 くらいになる。

 

答え

小児用ルートで40ml/時間の滴下する場合、約 2秒 あたり 1 ③滴下数 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題5(解答)

問題

24時間持続点滴の患者。1日に500mlが2本指示がでている。

小児用ルートで滴下する場合、何秒あたり何滴で輸液管理していきますか?

 

滴下数計算

まず一時間あたり、何mlの輸液を落とせばいいのか計算しよう。

1000ml(1日トータルの輸液量) ÷ 24時間 =  41.66666….. ①1時間あたりの輸液量

①1時間あたりの輸液量が計算できたら、「計算問題1~4」の流れで何秒あたり何滴落とすかを割り出していきます。

 

まず1分あたりの滴下数を求めて、1秒あたりの滴下数を求める。

41.6666…  ①1時間あたりの輸液量 ÷ 60分 × 60(1滴=60ml)=  41.666…. ②1分あたりの滴下数

41.666….   ②1分あたりの滴下数  ÷ 60秒 =   0.694….  ③1秒当たりの滴下数

 

臨床で調整しやすい滴下数に合わせる。

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になるようにする。

 

答え

1000ccの持続点滴を24時間・小児用ルートで滴下する場合、約  3  あたり 2 滴 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題6(解答)

問題

24時間持続点滴の患者。1日に1500mlが3本指示がでている。

成人用ルートで滴下する場合、何秒あたり何滴で輸液管理していきますか?

 

滴下数計算

まず一時間あたり、何mlの輸液を落とせばいいのか計算しよう。

1500ml(1日トータルの輸液量) ÷ 24時間 =  62.5 ①1時間あたりの輸液量

①1時間あたりの輸液量が計算できたら、何秒あたり何滴落とすかを割り出していきます。

まず1分あたりの滴下数を求めて、1秒あたりの滴下数を求める。

62.5  ①1時間あたりの輸液量 ÷ 60分 × 20ml(成人用)=  20.83333…  ②1分あたりの滴下数

  20.83333….  ②1分あたりの滴下数  ÷ 60秒 =  0.3472222…. ③1秒当たりの滴下数

臨床で調整しやすい滴下数に合わせる。

1秒当たりの滴下数が1(秒)未満だと、実際滴下数合わせが難しいので、

②1秒あたりの滴下数  に数字を掛けて、より整数に近い数字になる掛け算をする。

 

答え

1500ccの持続点滴を24時間・成人用ルートで滴下する場合、約 3   あたり 1  滴 の速度で滴下する。

点滴滴下数 計算問題7(解答)

問題

1日でトータル2000cc点滴が出ている患者。24時間持続点滴で成人用ルートを使用する。

この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

 

ヒント:

1時間あたり何ml滴下する必要がありますか?

1分あたりの滴下数はどれくらいですか?

 

答え

成人用ルートで 2 秒に滴の速度で輸液管理する。

 

点滴滴下数 計算問題8(解答)

問題

500ccの点滴が出ている患者。24時間持続点滴で小児用ルートを使用する。

この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

 

答え

小児用ルートで3 秒に 1 滴の速度で輸液管理する。

点滴滴下数 計算問題9(解答)

問題

500ccの点滴が出ている患者。10時間で滴下するよう指示がでている。

成人用ルートを使用する。 この場合、何秒に何滴の速度で滴下すればよいか。

答え

成人用ルートで 4 秒に 1 滴の速度で輸液管理する。

 

点滴滴下数 計算問題10(解答)

問題

100ccの抗生剤を1時間で滴下するよう医師指示があった。

成人用ルート、小児用ルートどちらのルートを使い、

何秒に何滴で滴下すればよいか?

 

答え

  成人  用ルートで 2 秒に 1 滴 滴下する。

 



どうしても滴下数計算が苦手で出来ないときの対処法

ど~しても点滴の滴下計算が苦手で、できないひともいるでしょう。一生懸命練習したって、なかなか臨床で早く滴下数を計算できないことだってあります。計算は練習すれば慣れるとしても、滴下計算ができなくて看護業務に遅れをとるようになってはいけません。なので、どうしても滴下計算が苦手で習得するまでに時間がかかって、業務に差し支える場合は、以下に紹介する滴下計算に慣れるまで「点滴滴下調整機能付き電卓」や「滴下数早見表」の使用をお勧めします。

「点滴滴下調整機能付き電卓」で人気NO1:PIPIナース

点滴滴下調整機能付き電卓」だったら、PIPIナースが一番人気&有名です。楽天・アマゾンですぐに購入できます。これ、病棟ナースなら、かなり便利なしろもので、ひとつ持っていて損はないアイテムです。

PiPiナースの魅力はとりあえず多機能なこと!っていうか多機能すぎる!ただの電卓みたいにみえるけど、看護師に必要な機能をすべて兼ね備えてるんですよ。滴下数合わせだけじゃなくて、ライトにもなるし、タイマーにもなるし。点滴は滴下したい量や時間を入力するだけで、自動的に滴下数を計算し、滴下速度に合わせてライトが「ピカッ、ピカッ」と点滅、適切な滴下速度を教えてくれます。わかりやすすぎる。

「PIPIナース」の画像検索結果

 

輸液管理の滴下数調節以外には、脈拍計算やタイマー、LEDライトやアラーム、電卓機能など、看護師として便利・必要な機能をすべてかねそなえてます。背面は定規になっているので、咄嗟の褥瘡や創傷、対光反射確認などに便利。これひとつもっといたら、毎日の看護業務がかなりスピーディにできる。

 

 

 

 

「滴下数早見表」ならメディカルカード。滴下数だけでなく、救急対応時の観察項目も

 

私も新人看護師時代はこれ持っていました!滴下数の早見表も掲載されているんですけど、JCSとかMMTの一覧とか、観察時必要な項目が結構のっていて、重宝しました。ちょうどポケットサイズでさっと取り出せるし、すべてのページの定規もついていて、結構役に立ちました。安いしまだ仕事が慣れない間は、これをひとつもっておいて、ポケットに忍ばしておくのもいいかもしれません。あ、そうえいばMMTのスケールってどんなだったっけ?とかどわすれしたときに、よく重宝していました。(笑)

「メディカルカード」の画像検索結果

 

 



点滴滴下数の計算まとめ ~点滴滴下数・計算方法の基礎~

 

成人用ルートでも小児用ルートでも、どんな医師指示であっても、滴下数合わせは以下の流れが成り立っています。

  1. 1時間あたりの輸液量を割り出す
  2. 1分あたりの滴下数を割り出す
  3. 1秒あたりの滴下数を割り出す
  4. 実際に臨床で合わせやすい滴下数/秒数に合わせる

もちろん上記の段階を踏んで計算するんですけど、それ以外にも1時間あたり何mlの輸液管理をしているか、今1秒何滴で滴下しているか、などは、看護師としてとても重要な情報になります。

点滴の滴下計算は始めは難しいですが、これこそ慣れ仕事です。家でもイメトレの計算練習をしていればすぐ習得できます。

がんばって輸液管理をマスターしてくださいね。

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