アムウェイの断り方～アムウェイの仕組みと評判～

マルチ商法やねずみ講の代表格として知られる「アムウェイ」。商品自体はとても良いものですが、世間一般での評判はとても悪い。そんなに良い商品で、お金も設けられる素晴らしいシステムなのに、どうしてここまで世間では評判が悪いのでしょうか？アムウェイの評判が良くない理由と仕組みについて説明しています。

アムウェイとは

アムウェイって知ってますか？だいたい日本だと18歳くらいになったあたりから、ぽつぽつアムウェイを誘ってくるやつが出てくるんですけどね。特に明るい子、友だちが多い子、ノリが良い子なんかだと、よく誘われてたりすると思います。あと世間知らずな若い子もよく誘われるかもしれない。わたしはどっちかっていうと人付き合いでは前途のような友だち多いタイプの人間だったので、よくアムウェイには誘われました。

アムウェイとは、通販会社なんですけどね。30年くらい前にアメリカから日本に到達した通販 兼 ニュービジネスで、当時まだ日本になかったいわゆるマルチ商法やネットワークビジネス、ネズミ講の先がけだったんです。ちなみにこれをがっつりアムウェイにはまっている人に言ったら激的に怒ってしまうので、本人にはいってはいけません（注意）。

ちなみにネズミ講って、ネズミが赤ちゃんを出産するとどんどん配下にネズミが増えていくのを表現したマルチ商法の呼び名です。ネズミ講についてはこちらのHPで詳しく説明されています。マルチ商法って厳密な法律では実態のない商品をネズミ講方式で売るようなシステムをいうんですけど、世間一般では商品があろうがなかろうが、上が儲かるような仕組みをマルチとかネズミ講って言いますね。

アムウェイをしている人はしている人で、好きでしているんだし、実際商品はすごく質の良い商品が多いので、アムウェイに参加していること自体を否定するつもりはありません。ただわたしは絶対勧誘されてもはいらなかったし、「わたし勧誘されてるんだけどどうしたらいいかな？」なんて友だちから相談を受けた日には、全力で止めてます。もう本気ですよ。それにはいろいろな理由と背景があるんですけどね。勧誘するひとは本気で会員になってほしいからあれこれと魅力的なお話をしてきますけど、実際マルチなんて本気でやったら、たいていのひとはろくなことにならないです。そう言えるのにはいろいろな理由や背景があるんですよ。これについてはあとあと記事の下のほうで説明していきます。

アムウェイの評判～借金まみれ、友だちがいなくなる、会社クビになるetc怖い結末も～

アムウェイっていう通販会社自体は、良い製品ばかりを扱う魅力的な通販会社です。私も実際アムウェイに誘われたとき、その商品を見たらすごく良いものばかりでした（くそ高いけど）。別に通販会社としても、商品としても問題はない会社なんですけどね。

日本アムウェイHP：https://www1.amwaylive.com/psl/index.html

アムウェイの問題点は会員制度やその購入に関する仕組みです。なにも考えずに勧誘の話だけ聞くと、まるで素晴らしい通販会社で自分も儲かる、友だちも喜ぶみたいな風に聞こえるんですけどね。人の欲に付け込んだ仕組みだなーと思います。実際どっぷりはまっていってしまう人たちは、決して思っていたような結末にはならず、バッドエンドのほうがわたしはよく聞きます。借金まみれになったり、友だちをなくしたり、会社をクビになったり、、こういったことって知られているようで結構知られていないけど、一般的な企業では就労規則でアムウェイなどマルチ商法の勧誘を禁止しているところもあるくらい、評判ってよくないんです。

もしアムウェイに誘われたら、誘い文句にすぐ乗らず、まずそのアムウェイの仕組みをしっかりしっておきましょう。

アムウェイの仕組み

アムウェイの会員のAさんが、Bさんを紹介してアムウェイに入る。そんでBさんがアムウェイで何か商品を購入したらAさんにその何％かの売り上げが入る。つまり、アムウェイに入らない？と誘ってきている友だちは、「わたしの傘下に入って、買い物しない？（だってあなたが買ってくれたその分、わたしに報酬が入るんだもの）」って言っているようなものなんですよね。

画像：京都府HP

結局上が儲かる仕組み。あとに入ってきたやつは常に上の人間に貢いでいるような構図になるんです。アムウェイの詳しい仕組みについてはアムウェイの儲かる仕組みを簡単に解説【図解】さんが非常に詳しく説明してくれてます。

アムウェイを紹介するのは、自分が儲かりたいから

アムウェイを人に紹介している本心は、結局自分が儲かりたいからです。口では「これすごく良い商品なんだよ、あなたにとって良いものだから紹介してあげるよ」的な、「あなたのためを思って」をアピールして、アムウェイに入ることを勧誘してきますけど、人間って本当に良いものがあったらそうそうあちらこちらには紹介なんてしませんよ。上の構図の通り自分に利益があるから紹介するんです。仕組みを理解していたらわかると思います（だからしっかり仕組みをしっておいたほうが良いよ）。アムウェイやったらわたしも儲かるかも！不労収入になるかも！なんて思ってしまうひともいますが、それは盲点です。しっかり考え直してくれぃ。アムウェイに入ってがむしゃらに人に紹介し、借金してたくさん商品を購入してあちこちに紹介したりしてるひとがいますが、結局そうすることで、自分を紹介したひとが儲かっていることになっているんです。じぶんが上のひとにお金を貢いでいるような形になっていることに気づかないといけないんですよ。

金銭欲を支配して人格が崩壊した結果、社会的立場を失うことになる

アムウェイの怖いところはここです。わたしは今まで何人かみたことがありますが。アムウェイの仕組みをしっかり理解しないまま、アムウェイにはまってしまうひとは、アムウェイで儲かりたいが一心であちこちに勧誘します。勧誘するためには商品の紹介が必要なので、高額な商品を買い込んで、友人知人にデモとして商品をあげたり、使って見せたりするんです。でもそれでこのご時世、アムウェイなんかそうそう勧誘されても入るひとなんていない。だからアムウェイ勧誘のために商品に投資しても、投資した分のお金を回収できない。借金は増えるし、それまで交流のあった友人とも疎遠になっていきます。会社などの組織内で勧誘した場合、最悪クビになるようなことだってあり得ます。

わたしはアムウェイにどっぷりはまって借金まみれになった人、会社をクビにはなっていないんだけど、勧誘しすぎて会社の従業員とうまくいかなくなり退職しざるおえなくなったひとを見ました。結局それだけがんばっても自分の利益にはほとんどならないうえ、自分を勧誘したひとたちの利益に貢献しただけだからかわいそうだった。

アムウェイを勧誘されたとき、「ほんとやめときなよ」って言ったけど、たいていそのときはマルチ信者になっているので、聞く耳をもってくれません。借金したり、人間関係を失ったりしてからじゃないと、気づけないのかもしれない。だから良いところしか説明しない誘い文句に翻弄されずに、しっかりアムウェイの仕組みやマルチ商法と世間で言われる理由を、理解しないといけないんですよね。

アムウェイの断り方～友達や親戚、職場などでアムウェイを誘われたら～

アムウェイっていろんな関係の立場のひとから誘われたりしますよね。そんでかなりしつこいｗ。もうね、本当にどうにかそのひとの興味をひくように、そのひとが好きそうなものを模索しながら、こんな商品があるんだ、こんなすごいひとがいるんだ、その人に合わせてあげるとか、いろんなこじつけをつけて誘ってきます。時にそれが職場の上司であったり、なかの良い友人であったり、親戚だったりで断り方もすごく考えないといけないんですが。 ただ前提としてどんな断り方をしたとしても最終的には「はっきり断る」こと、「わたしはしません」という意思表示をすることが大切です。彼らはアムウェイ独自のセミナーなどで、勧誘する方法を学んでいます。うわべでも「興味はあるんだけど、やめとくね」みたいにあいまいな返答をすると、この顧客を逃がすまいと本気でまだまだしつこく勧誘してきます。

わたしが最近使っているマルチの断り方パターンを紹介しておきます。

家族がだめっていったんですよねー

興味ないとか断っても、むこうがまだいけると思っていたら、相手はまだしつこく勧誘してきます。相手によってですが、世間体とか家族ぐるみの付き合いしている相手だと、親なり夫なりなんでもいいから「家族」をだすと引き下がるひとがいるので、ときどき「家族バリア」をつかって断ります。本人なら勧誘できそうだと思って誘っても、自分がなかなか腹を割って話せる相手じゃないそのひとの家族がでてきたら、勧誘も少しとまどってしまいますもんね。

会社の規則で禁止って書いてあったから

会社のひとから勧誘されたりしたとき、この手の断り方を使うときがあります。やはり会社で勤めている以上、会社員の立場はみんな守りたいので、会社規則やルールを前提に出されると、しつこく誘いにくくなりますからね。「うちの会社ってそういうのダメって聞いたことあるんだよねー」とか、しれっと「会社にばれたらしらないよ」オーラを醸し出してみましょう。

お金がないという

これはすごくパンチがあると思います。食えない鴨だとわかるからね。お金がまったくないようなやつに、ローンは組ませられないし、デモ商品も購入させられないので勧誘する気がうせてしまいます。しつこすぎるやつだと「ローン組んだら買えるから」とかなんだとか言うやつもいるみたいですが、バイク買おうと思っているから無理とか車のローン組みたいから無理とか言って断わりましょう。

紹介する友だちがいないんだよね

アムウェイでもニューススキンでも、マルチ商法とかネズミ講って、知り合いが多いほど成り立つもの。そもそもわたし友だちいないんですよね、って前面に出しておけば、「紹介したらお金が入るんだよ」ってそれ以上すすめることができないですもんね。

アムウェイとかいわゆる「ねずみ講」をしないほうが良い理由

アムウェイとかニュースキンとか、時代とともにいつでもマルチ商法まがいの商売ってあるもんなんですよ。

おいし話なのにあちこちに「やめとけ」って言われるんだけど、それって何で？？って思うひともいると思う。まぁ商品もいいし、紹介すればするほど、自分にお金が入る、自分も購入者もハッピー♪なんて思っちゃうかもしれません。

そんなおいしい話、素晴らしいビジネスであるはずのマルチ商法が、どうしてこんなに世間いっぱんから厳しい目で見られるようになったんでしょうか？

それは、結局人間って儲け話が入ると欲が出てしまい、正常な判断や理性ある行動がとれなくなってしまうんです。勧誘してみて「いらない」「考えとく」って相手が言っても、「今はいらないと損するよ！」「あなた夢がないの？今がチャンスなんだよ！」とかなんとか言って、相手に押し付けてしまうようになる。仲の良い友だちだったはずの人も、お金が絡むといつしかただの鴨にしか見えなくなってしまうんですよ。人間の本性みたいなものが見えてくるビジネスだと思います。

わたしが思うに、アムウェイ自体の商品は良いものだし、紹介した人にお金が入る仕組み自体が決して悪いものだと思いませんが、それに加入してお金を一儲けしてやろう、なんて思っている欲の強い一部の人間のやりすぎた行動が、ここまで世間から見た印象の悪さを作ったんじゃないかなーと思います。ていうか、アムウェイアムウェイって言ったって、高い値段だせばどこ行っても良い商品なんか買えますからね。別に特別なものでもないし、友だちとか信頼とかなくすリスクを負ってまで、するもんでもないと思います。少なからず、今の時代からお金儲けでするにはナンセンスだと思いますね。

お金は働いたり商売したりすれば儲かりますが、良い友だちも信頼もお金では買えません。

ちょっとしたお金の欲で、良い友だちや信頼をなくしてしまわないように気をつけましょう。

アムウェイとかいわゆる「ねずみ講」をしないほうが良い理由について、以下のブログでとてもわかりやすく記載されていました。筆者のゆうさんは実際にアムウェイに加入して後悔した体験談を紹介してくれています。

ぜひ参考にしてください。

http://yumiblog.com/kanyu/