シンママナースの マリアンナ です。
夜勤はすごく体に悪い?
夜勤がすごーく体に悪いのは有名なお話。
夜勤による健康障害についてはいろんな研究結果が報告されていますが、一番有名なのは、フランスのヴィスナール教授の研究でしょうか。
彼は二万人の夜勤労働者を対象に、夜勤と寿命の研究を行いました。結果、夜勤労働者はそうでない労働者に比べて、平均寿命が10年以上縮まるという衝撃的な結果が出ています。夜勤という特殊な働き方は、すごくからだにとっては負担が大きいんです。
その他の研究でも、夜勤によって血圧の上昇や肥満、女性ホルモンの乱れや卵巣機能低下などを報告する研究はあとをたたず、夜勤という労働条件がいかに体に毒であるかは、火を見るより明らかなんですね。
ちなみにわたしの知人は、夜勤明けに脳内出血で亡くなった方がいました。
健康的な普通の女性でしたが、夜勤明けになんらかのきっかけで血管が切れてしまったそう。
夜勤が直接的原因かどうかはわかりませんが、夜勤明けの時間だったので、夜勤と死因がまったく関係ないとは言い切れない状態だっただろうと思います。
夜勤の負担を減らす「夜勤明けの過ごし方」って?
それだけ体に悪い夜勤の負担を減らすために、夜勤明けはどういう風に過ごすのがベター?
夜勤明けの過ごし方で大切なことは、
- 次の勤務に合わせて睡眠時間を調整する
- 疲れをとる
の2つ。
よく夜勤明けは休みだから遊びに行く、なんて方も結構いるんですけど(わたしもそんなときがあったんですけど)、
やはりからだを最優先するなら、しっかり休息をとって、次のシフトに合わせた睡眠を調整することが大切。
夜勤明けのレジャーや活動は、確実にからだを蝕んでるし、ふつふつと知らない間にあちこちからだが悪くなってますよ。
で、老けるしね。ろくなことはない。
わたしの理想的な夜勤明けの過ごし方は、
夜勤明けの次のシフトが日勤なら、昼のリズムに戻せるように、午後14時くらいまでの仮眠をとって、そのあとはまた夜ねれるように起きておく。
夜勤明けの次のシフトがまた夜勤なら、その夜勤が負担にならないように昼間できるだけ睡眠をとって、夜起きて置けるように調整する。
ですかね。
あくまで夜勤明けの明け休みは、次のシフトに合わせるための休み。
ここで無理をすると、ホルモンのバランスも一気に崩れるし、老けるし、良いことはないです。
夜勤明けは無理しないで、からだを休めてリズムを戻すことに集中するのが、一番。
できれば夜勤明けはあまり出歩かないほうが良い
わたしが思うに夜勤明けって、出歩いてもあまり良いことない。
っていうのも、太陽の光を浴びることで目が覚めて、休息できなくなるし、睡眠不足で判断力も低下してるし。
睡眠不足とか病棟の仕事の延長から、夜勤明けって興奮作用があるアドレナリンがバンバンでてるんだよね。そんな状態で出歩いたら、衝動買いしちゃうし、食欲も過剰だから食べ過ぎちゃう。
あんまり夜勤明けって出歩かない方がいいなーって思います。
出歩きたくなるときもあるんだけどね。
二交代看護師の独り言。夜勤労働者にはもっと対価か休みを与えてほしい。
看護師だけに限らずいろんな業界に「夜勤労働者」っているんだけど、夜勤っていう働き方が、すごく体に悪いことはいろんな研究結果から明らかになってきている。だけど、夜勤で働いてくれる人がいないと成り立たない業界があることも事実。
夜勤っていう働き方を減らすこともなくすことも難しい。
だけど、これだけ夜勤っていうのが労働者に負担がかかっているのが明らかになっているなら、1回の夜勤に対してもう少し手当を高くするなり、夜勤明けの休みを増やすなりはしてほしいなーって思うんだけど。
もちろん、夜勤手当の手厚いとこもあるし、夜勤明け休みが2日以上あるところもあったりするけど、法律で定められているのは最低限の明け休みと割り増し賃金くらい。うちの働いているところの夜勤はすごくハードなんだけど、手当ては近隣病院でも最低設定なんですよ。
休みも少な目で、ときどき明けに普通に日勤とか入ってたりします。
もうちょっと法律からして労働環境を改善してほしいとも思うけど。
あ、愚痴っぽくなってきた。
てなわけで、夜勤明けの過ごし方は、しっかり体を休めて次のシフトにリズムを合わせることがすごく大事って話でした。