【看護師国家試験】全国模試偏差値55→69になったわたしの勉強方法



シンママナースの マリアンナ です。

12月といえば看護師国家試験3か月前ですね。看護学校3年に入ったときの国家試験模試で偏差値55くらいだったわたしが、国家試験前には偏差値69までアップした独自の勉強方法を紹介しています。具体的な勉強時間や試験対策など。

 



看護師国家試験:偏差値が14アップしたわたしの勉強方法

毎年2月は国家試験ラッシュですね。冬になるとこの時期勉強に燃えていたなーと懐かしくなります。人生であれだけ勉強するのは恐らく後にも先にも国家試験前だけです。この記事のテーマは「【看護師国家試験】全国模試偏差値55⇒69になったわたしの勉強方法」です。以下の画像は実際の東京アカデミーの模試結果。

看護学校3年の初めの模試結果

東京アカデミー模試結果

看護学校3年終わり、国家試験直前の模試結果

東京アカデミー模試結果

画像の通り、わたしが看護学校3回生のとき、実習前に受けた東京アカデミーの国家試験模試は最小偏差値55でした。必修に至っては評価×だし・・。実習中はまったく国家試験勉強はせず、(夏休みだけちょこっとした)看護実習がおわったら一気に国家試験対策勉強を始めて、最期に受けた模試の偏差値は69でした(必修のみですが)。半年ちょっとの間の期間でほぼ看護実習でしたが、勉強を集中的にしてグっと成績があがりました。一時的にちょこっと勉強した夏休みを省くと、実習がおわったのが12月初めなので、実質国家試験までに勉強した期間は3か月間くらい。実際の国家試験の成績は必修、状況などすべて合わせて正答率が94%くらいでした。わたしにしたら上出来で、魂を出し切った感満載でした。

10代ではまったくといっていいほど勉強はしたことがなかったので、勉強のやり方すらわかりませんでしたが、看護学校の友人があれこれ教えてくれる中、特に予備校とかにいくこともなく看護師国家試験に合格することができました。そんなわたしが行った具体的な看護師国家試験勉強の方法を紹介します。



看護師国家試験:勉強はいつからすべき?実践した勉強スケジュール

看護師国家試験勉強はいつからすべきか。そらもちろん、できるだけ早くたくさんしたことはないけど、看護学生は卒業間近までハードな「看護実習」が予定に詰まっているので、なかなか国家試験対策をできないのが難点。結局何か月も前から国家試験勉強なんて本気で着手できないんですよね。私自身も実際、看護師国家試験勉強は看護実習がおわった12月から本格的に始動することができました。それまではちょこちょこ勉強したりしたかもしれないけど、ほぼ手つかず状態だったような気がする。

本来は早くからしたほうが良いと言えど、早くから国家試験勉強を意識しすぎて、看護実習がおろそかになったら本末転倒ですよね。看護実習で単位を落としたら、再実習で時間を無駄にしてしまったり、最悪看護学校自体を卒業できない可能性もでてくる。わたしはそのリスクのほうが怖かったので、国家試験勉強は看護実習終了後の12月から開始しました。

絶対いつから勉強すれば合格できるよ!なんて指標はないんです。勉強ってより長い時間やればいいってもんでもないし、やり方や集中力によっても記憶するパワーが違う。でもそれが勉強のコツなんです。長い時間やればいいってもんじゃないんです。いかに集中して、自分が覚えやすいやり方で覚えるか。かっこよく病態とか法律を説明なんかできなくていいんです。国家試験は覚えてさえいれば良い、どんなやり方で覚えても良いから、丸暗記したもん勝ち!!それが国家試験。結局国家試験日よりずっと前から勉強を始めても、実習中すっぽり忘れてしまえば意味がないですから。やはり国家試験前の2~3か月に集中して勉強することは必須かもしれません。

次項からわたしが実際に実践した勉強時間について紹介します。



看護師国家試験:1日の勉強時間

国家試験3か月前の12月からは以下のようなスケジュールで勉強しました。だいたいの1日の勉強時間です。



12月初旬の勉強時間

12月初旬はだいたい毎日5時間/日勉強してました。同時にその年の国家試験に出そうな分野の割り出しをしました。たいがいその年に話題になった医療のことが取りざたされたりするんですよ。あと近年の医療と関係する問題。例えば最近なら災害と看護とかが結構問題に導入されてきましたね。このあたりもまだまだ過去問にないけど、今後増えるであろう問題です。がむしゃらに過去問を解くのもいいんですが、ある程度山をはるのも大事なので、勉強を始めるこの時期に、やまをはりました。



12月下旬の勉強時間

12月下旬に入ってもだいたい5時間/日くらい勉強してました。ときどき忘年会とかの予定とかも入ってくるので、結構勉強しない日もあったかも。このあたりで無料の国家試験セミナーとか参加しまくってました。同時に国家試験に出そうなポイントを講師に聞きまくって、さらに山をはったりしていました。



1月の勉強時間

大詰めの1か月前は8時間/日くらい勉強しました。もうこのあたりではほとんど遊びとかに目を向ける余裕もなく、ひたすら勉強。法律とか基準値とか、数字系の丸暗記はこの時期丸暗記してましたね。



2月の勉強時間

ノイローゼになる手前くらいまで勉強しましたよー、この時期。勉強時間は10~12時間/日。トイレとお風呂とごはんくらいですかね、自分の部屋から出たのは。会話もなく、息子ですら口をほとんど聞かず部屋に閉じこもって勉強していました。この試験に落ちたら家族全員が1年飯を食えないかもしれないというプレッシャーがシングルマザーのわたしを襲い、あまり眠れてなかったような気がします。国家試験前日はさらりと必修の過去問を復習するくらい。

 



看護師国家試験:具体的な勉強の仕方と対策

看護師国家試験のテスト問題には特徴があるんです。

  • 選択問題であること(少しだけ計算問題がありますが、あっても1~2問程度)
  • 数字系や法律、年代別死因等結構丸暗記しないといけない問題が多いこと
  • 病態など内容を理解していないと解けない問題があること

つまり、上記のような特徴があるテストに対して、極力正解率をあげて合格するには、

  • 解答に必要な数字やデータは丸暗記する
  • 病態や看護等理解が必要な分野は頭でシナリオを描けるように勉強する

に焦点をおいて勉強することが大切です。



丸暗記問題の対策

看護師国家試験に出てくるテストでの課題は、法律や数字、解剖などの丸暗記していないと解けない問題です。こういった覚えていないと解けない問題を、そのまま記憶するのは至難の業です。なんてたって、覚えないといけない量が本当に多いですから。丸暗記ものって覚えるのが大変なので、わたしはゴロ合わせと替え歌で乗り切りました。

替え歌はyoutubeとかで結構紹介されています。↓こんな感じの。

Ipodに入れて聞いたりした。

ゴロ合わせのオススメサイト

マンガで看護師国家試験にうかーる

イラストと合わせて国家試験対策のゴロを紹介してくれています。

ゴロをツイートしてくれてる。

こーゆーの探すといっぱいあるので、よくゴロを検索して覚えてましたね。友だちとおもしろいゴロを作る勝負とかして、笑ってたなそういえば。



病態や看護等理解が必要な分野を頭でシナリオを描けるようにする対策

病態とか看護とか丸暗記だけでは解けない理解が必要な問題に対しては、自分で覚えやすいやり方が一番ですが、わたしが大概イラストを描きながら覚えました。解剖とかはとくに、視覚的に覚えないといけないことが結構あるので、過去問にイラストを描きながら頭に叩き込んだりしました。

あとはひたすら動画をみました。看護師国家試験対策の動画って結構でているので、そういうのをみて状況設定とかは対策していました。あとは何問も過去問を解いて状況設定とか理解が必要な問題に慣れるようにしてました。トイレにもベッドの横にも印刷した絵を張り付けたりして、頭から勉強した内容を忘れないように工夫しました。

 



看護師国家試験:勉強法にノートは必要?

ちなみに個人差もあるかもですが、わたしは国家試験対策にノートは作っていませんでした。時間の無駄だから。

看護師国家試験って選択問題なので、別に漢字を書き間違えて減点される恐れもないし、選択問題ってことは試験当日にその勉強した内容が頭に入っていれば良いんですよ。ノートにまとめるってことは手で書く時間を要します。マイブック的な過去問とかにかきこんでノートみたいに使用するのはありかと思いますが、ノートをメインに勉強するのは時間がもったいないとおもいませんか?3か月しかない期間で覚えられる内容なんて、限界があるんです。わたしは必要な事項だけ過去問に書き込んで読んで覚えました。計算式とかはチラシの裏に何回も書いて、覚えました。

看護師国家試験は少ない時間を有効に使って勉強することが大事なので、極力しなくても良い手間は省いて勉強を進めていったほうが良いと思います。ただ書いた方が覚えやすいひととかはノートにまとめたほうがもちろん良いのかもしれないので、一概にはいえないですが。

 



看護師国家試験:勉強のために試験対策セミナーは受けるべき?

看護師国家試験前になると結構試験対策セミナーがあるんですけど、通うやうってめっちゃ高いんですよね。東京アカデミーとか何十万もしたりするんです。シングルマザーだったわたしはもちろんそんなお金なかったので、そういうセミナーは受けずに試験を受けました。結論でいえば経済的にセミナーを受ける余裕があれば受けたほうが良いと思います。そら国家試験対策を専門とする講師に、的を得た勉強範囲を教えてもらって、試験に備えるに越したことはないですからね。

でもやっぱり経済的に難しい看護学生も結構いますよね。わたしもそうでしたが、看護師求人会社とか、新卒で看護師に就職にきてほしい病院とかが単発で予備校の講師を呼んで看護師国家試験対策セミナーをやってくれるところがあちこちにあるので(たいてい無料とか1000円とかで受けれます)、それを活用していました。4~5個くらいは受けましたよwおかげで国家試験の範囲とかのアドバイスももらえるし、すごく勉強になって助かりましたね。お金がなくてもセミナーは受けれるので、そういったのを利用するといいのかもしれません。

いろいろ書きなぐってしましましたが、看護師国家試験の合格率は65~70%くらいあるので、たいていちゃんと予定だててコツをつかんで勉強すれば合格することができます。

試験直前は風邪をひかないようしっかり食べて、寝て、勉強に集中しましょう。看護学生、国家試験がんばって!