看護師になるには:自分に合う看護学校の種類を知ろう!



シンママナースの マリアンナ です。

看護師になるには、看護学校の卒業が必須条件ですが、看護学校には大きく分けて3つの種類があります。最短で看護師になれる看護学校、働きながら看護師になれる看護学校、最年少で看護師になれる看護学校です。自分の状況によって合う看護学校を選ぶことで、学校生活をよりスムーズに送ることができます。

 



看護師になるには、必須な条件がある

看護師になるには、必須な条件があります。

看護師国家試験に合格することです。

 

看護師国家試験には受験資格があります。

厚生労働省で紹介されている看護師国家試験の受験資格にはいろいろ書かれていますが、手短にいえば看護師になるには、看護師養成学校、つまり看護専門学校を卒業していることが必須条件になるわけです。

だから、もし看護師になりたいなら、看護専門学校に入学し、卒業するのは必須条件になるわけです。

 

 

看護学校ですが、実は通学のパターンには結構種類があるんです。

基本アルバイト禁止で、3年間みっちり勉強する3年生看護専門学校もあるし、働きながら看護師になる准看護師・正看護師を取得するパターン、15歳で入学でき、高校卒業の学歴取得と同時に看護師になれる、5年一貫制看護学校など。

 

自分のライフスタイルや状況に応じて、看護学校の通学パターンを選ぶことが出来ます。

この記事では、看護師になる方法とその看護学校通学の種類3パターンを紹介します。

 



看護師になるには:最短で看護師免許を取得したい場合

高校卒業以上の学歴があって、看護師免許を最短でとる方法は、この3年生看護学校です。

3年で看護学校を卒業する分、講義や実習も濃縮されていて、学校生活はハードです。アルバイトを許可している学校だったとしても、それなりのお金を稼ぎながら通学するのは困難でしょう。

ただし3年生の看護専門学校は、准看護師・正看護師コースと比べて最短期間で看護師になることができるので、早く看護師になりたいひとには、3年生の看護専門学校がオススメ

 



看護師になるには:働きながら看護師免許取得したい場合

経済的な理由等から、働きながら看護師免許を取得したい場合、准看護師・正看護師の看護学校コースをオススメします。

准看護師・正看護師コースは、准看護師になる准看学校2年に通学し、准看護師免許を取得したのち、正看護師コースの看護学校に通って看護師免許を取得します。

正看護師コースの通学期間は、全日制・通信制であれば2年

定時制であれば3年です。

だから合計通学期間は准看護師学校も含めると、4年か5年間働きながら通学することができます。わたしの印象ですが、3年生の看護学校より社会人や主婦、シングルマザー等が多いイメージがありますね。やはり一度社会にでているひとや家庭があるひとは、現役より働きながら学校へいきたいニーズが多いからでしょうか。

 

一番短期間で看護師になれる3年生の看護学校に比べて、通学期間は長いです。でも准看護師・正看護師コースで看護師になる場合、通学している4年~5年の期間は働きながら看護師を目指すことが出来るので、働きながら看護師を目指したいひとには、このコースがおすすめです。

准看護師取得後の正看護師の学校に通う間は、准看護師の資格があるため、アルバイトの単価も良くなるし、短期バイトなども結構良い金額の仕事が結構あります。経済的に学校へ通うのは大変だけど、看護師になりたいってひとは、准看護師・正看護師コースで看護師になるのが一番オススメですね。准看護師として働きながら、正看護師になるための学校に通学中、正社員として雇用してくれる病院もあったりするんですよ。学費に関しても、奨学金が充実しているので、なんとかやりくりはできます。

 

奨学金等の情報に関しては、以下の記事にまとめているので、ぜひ一読してください。

シングルマザー 看護学校にいる費用と準備方法:シングルマザーが看護師を目指すなら   シングルマザーの収入の現状 2016年現在、シングルマザーの平均年収は223万円、月収は約18万円と言われています。 都市部では2DK~2LDKでも家賃は7万以上するでしょうし

 



看護師になるには:中学生で早く看護師免許を取りたい場合

もしあなたが中学生で、看護師になりたいと強く思っているなら、5年一貫性の看護学校を選択することが出来ます。

5年一貫性の看護学校とは、中学卒業とともに入学できる5年間の学校で、卒業時高校卒業の学歴とともに准看護師と正看護師の受験資格を有することが出来ます。

日本で最年少で看護師になる方法は、この5年一貫性看護学校です。

 

中学生の地点で、看護師になることを覚悟できているなら、5年一貫の学校が良いでしょう。最年少で看護師になれるし、看護師としてのキャリアも若くから積めるので、キャリアアップもはかりやすい。

5年一貫性の看護学校もまた、学校自体がいろんな病院と提携を組んでいたりして、奨学金制度が充実しています。わたしが知っている5年一貫性の看護学校卒業者は、1円もお金を出さずに5年一貫性の看護学校を卒業しているひとがほとんどですね。奨学金を借りている場合、通学費用、学費、寮費などは奨学金を提供する病院が出してくれることが多いです。

 

最年少で看護師になれる5年一貫性の看護学校、経済的にも奨学金制度を使えばなんとかなるし、20歳くらいで看護師になれるので、若くから手に職をもって、お金も安定して稼ぐことができます。

 

 

ただひとつだけ注意点。5年間奨学金を借りていたけど、学校を退学してしまった場合です。

この場合、資格もないまま若くして多額の借金だけが残ることになります。5年一貫性の看護学校は期間が長いので、借り入れる奨学金も3年生看護学校や准看護師コースの学校より多額になることが多い。だいたい400万くらいから、高額な子なら700万を超える子もいます。

わたしが知っているケースで、5年一貫性の看護学校にいっていたものの、途中で退学。高額な奨学金の一括返済が必要になり、結果両親が自宅を売却して、返金していた子がいました。あとは、交渉して返金を分割にしてもらったけど、10代の若い女の子が多額の借金を、何の資格も仕事もない状態で持ってしまうわけですから、普通の仕事で返済できるわけもなく。その子はどっぷり水商売の世界に入ってしまいました。水商売っていっても、働いたお金が全部自分のものになるならいいけど、10代で借金返済のために(しかも奨学金)水商売に染まるのはあんまりにもかわいそうですよね。

 

18歳以上から入学できる3年生の看護学校や准看護師学校と比べて、入学時の年齢が15歳という5年一貫性の看護学校。

どのパターンで看護学校へ通うとしても、看護師になる道のりは決して楽なものではないです。5年一貫性の看護学校にいく子は、若さゆえになおさら精神的な負担が大きいと思います。看護師は厳しい世界なので、憧れだけではなれる職業ではないです。せっかく5年一貫性の看護学校に入ったのに、中退して多額の借金だけが残った、なんてことにならないよう、5年一貫性の看護学校の入学を検討するときは、しっかり調査して、考えてから受験するようにしましょう。

 

 



まとめ:看護師になるにはいろんな方法がある

看護師になるには、看護学校卒業が必須条件ですが、看護学校にもいろんな種類があります。

看護学校へいくひとの状況によって、

  • 最短で看護師になれる3年生の看護専門学校
  • 働きながら看護師になれる准看護師・正看護師コース
  • 最年少で看護師になれる5年一貫性の看護学校

っていう、大きくわけて3つのパターンがあるんですね。

 

どうしても働きながら看護師を目指したい人、なにがなんでも最短で看護師を目指したい人、若くからもう看護師を目指している人、その人の状況や年齢などによって選択肢は変わってきますが、ニーズにあった学校の種類が結構あります。看護師を目指しているなら、ぜひ検討してみてください。