【看護必要度】C項目：「骨の手術」に含まれる手術と含まれない手術～疑義解釈のまとめ～

シンママナースのマリアンナです。

2016年看護必要度に新設された手術関連中心のC項目。その中にある項目「骨の手術」について、厚生労働省が疑義解釈にて、評価対象となる骨の手術とならない手術を発表したので、その内容についてまとめています。

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岩澤和子日本看護協会出版会 2016-06-10

筒井孝子日本看護協会出版会 2016-07-20

看護必要度：C項目「骨の手術」疑義解釈の補足

2016年、看護必要度に手術に重点を置いたC項目が新設されました。

詳細は

	新しく変更された【看護必要度】を理解しよう！～2016年診療報酬改定による変更点について～関連記事 [call_article]76[/call_article] 2016年（平成28年）の診療報酬改定にて、またまた大幅に看護必要度が追加変更されました。 7対1病床をいか続きを読む

を参照してください。

C項目の中で、「骨の手術」に関する定義があります。

骨の手術（5日間）の定義　※一般病棟に適応

骨の手術は、骨切り若しくは骨の切除・移植を要する手術（指（手・足）の手術は省く）、間接置換・骨頭挿入にかかる手術、下肢・骨頭の骨接合いにかかる手術（指（足）は除く）、脊椎固定に係る手術または骨悪性腫瘍にかかる手術が行われた場合に評価する項目である。

選択肢の判断基準

なし：
当該項目の定義に該当する手術が実施されなかった場合、及び当該手術当日より５日間を越えた場合

あり：
当該項目の定義に該当する手術が実施された場合に、術当日より５日間のことをいう。

上記のような定義が明記された「骨の手術」ですが、これらの定義に対して厚生労働省から疑義解釈にて新たな定義の詳細が追記されました。

骨の手術の中でも、看護必要度：C項目「骨の手術」の評価に含まれる手術と含まれない手術の詳細についてです。

看護必要度：C項目「骨の手術」に含まれる手術とKコードは以下の通りです。

Kコード	術式
区分番号「Ｋ０３３」	筋膜移植術
区分番号「Ｋ０３４」	腱切離・切除術（関節鏡下によるものを含む。）
区分番号「Ｋ０３５」	腱剥離術（関節鏡下によるものを含む。）
区分番号「Ｋ０３５－２」	腱滑膜切除術
区分番号「Ｋ０３７」	腱縫合術
区分番号「Ｋ０３７－２」	アキレス腱断裂手術
区分番号「Ｋ０３９」	腱移植術（人工腱形成術を含む。）
区分番号「Ｋ０４０」	腱移行術
区分番号「Ｋ０４２」	骨穿孔術
区分番号「Ｋ０４３」	骨掻爬術
区分番号「Ｋ０６６」	関節滑膜切除術
区分番号「Ｋ０６６－２」	関節鏡下関節滑膜切除術
区分番号「Ｋ０６６－４」	関節鏡下滑液膜摘出術
区分番号「Ｋ０６７」	関節鼠摘出手術
区分番号「Ｋ０６７－２」	関節鏡下関節鼠摘出手術
区分番号「Ｋ３２０」	アブミ骨摘出術・可動化手術 ※軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないもの、開窓や穿孔のみの操作で骨の切除を伴わないものは対象とならない
区分番号「Ｋ４３９」	下顎骨悪性腫瘍手術 ※軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないものは対象とならない
区分番号「Ｋ４４２」	上顎骨悪性腫瘍手術 ※軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないものは対象とならない