シンママナースの マリアンナ です。
看護必要度の「C項目:手術等の医学的状況~」に関する○×式のテスト試験問題です。C項目:手術等の医学的状況の全体は網羅できています。看護必要度のテスト対策に使ってください。看護必要度の問題は、基本的に看護必要度の定義と、疑義解釈の内容を基に作成されるので、問題がなかなか解けないひとは、以下の記事を一度参照し理解してからチャレンジすると良いと思います。
【看護必要度の定義】A項目B項目C項目全文~2016年度診療報酬改定対応~
以下に2016年度診療報酬改定 看護必要度A項目B項目C項目別の定義を記載しています。
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看護必要度A項目B項目C項目の定義:共通事項
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【看護必要度・疑義解釈】平成28年3月31日~9月15日発行の疑義解釈全文まとめ
平成 28 年度(2016年)診療報酬改定にて「重症度、医療・看護必要度」が大きく変更されました。厚生労働省に集められた実際のQ&A(疑義解釈)について、平成28年3月31日発行の「その1」か |
- 看護必要度の教科書的テキスト。
- ポイントに絞ってわかりやすくまとまってます。
【C項目共通事項の概要】
問題:検査のみを実施した場合
手術等のために、検査のみを実施した場合も「C項目:手術等の医学的状況」の評価対象となる。
問題:答え
×
問題:解説
C項目評価の共通事項として「検査のみを実施した場合には評価の対象とはならない」という条件があります。
問題:同一疾患に起因した一連の再手術の評価
同一疾患に起因した一連の再手術の場合は初回の手術のみ評価の対象になる。
問題:答え
○
問題:解説
C項目評価の共通事項として「同一疾患に起因した一連の再手術の場合は初回の手術のみ評価の対象とする」という条件があります。
問題:予定手術として二期的に手術を行う場合の評価
C項目評価の共通事項として「同一疾患に起因した一連の再手術の場合は初回の手術のみ評価の対象とする」という条件があるが、予定手術として二期的に手術を行う場合も初回の手術のみが評価の対象となる。
問題:答え
×
問題:解説
厚生労働省は疑義解釈で「予定手術として二期的に手術を行う場合は、それぞれの手術が評価の対象」となることを発表しています。
問題:術当日の判断基準
判断基準に示された術当日からの期間は術前日を含む日数である。
問題:答え
×
問題:解説
判断基準に示された術当日からの期間は術当日を含む日数です。
問題:術当日と判断する時間
判断基準に示された術当日からの期間は術当日を含む日数ですが、手術の開始時刻及び終了時刻が0時をまたぐ場合、手術を開始した時間が手術当日として評価することができる。
問題:答え
×
問題:解説
厚生労働省は疑義解釈で「手術が終了した日を手術当日として評価する。」となることを発表しています。
看護必要度「C項目共通事項の概要」のポイント
C項目共通事項の概要として、以下の要点を覚えておきましょう。
- 検査のみを実施した場合には評価の対象とはならない
- 同一疾患に起因した一連の再手術の場合は初回の手術のみ評価の対象とする
- 判断基準に示された術当日からの期間については術当日を含む日数である
- 手術が終了した日を手術当日として評価する
開頭手術(7日間)
問題:C項目「開頭手術(7日間)」の対象手術
C項目「開頭手術(7日間)」は、穿頭及び内視鏡下に行われた手術も、対象手術として評価することができる。
問題:答え
×
問題:解説
開頭手術(7日間)の条件として、穿頭及び内視鏡下に行われた手術は含めることができない。
問題:C項目「開頭手術(7日間)」の評価対象
C項目「開頭手術(7日間)」の評価対象は、開頭により頭蓋内に達する方法による手術である。
問題:答え
○
問題:解説
問題文の通りです。
開胸手術(7日間)
問題:C項目「開胸手術(7日間)」の評価対象
C項目「開胸手術(7日間)」の評価対象は、胸腔鏡下に行われた手術も含まれる。
問題:答え
×
問題:解説
C項目「開胸手術(7日間)」の評価対象は、胸壁を切開し胸腔に達する方法による手術です。
問題:胸骨正中切開の評価
C項目「開胸手術(7日間)」の評価対象は、胸骨正中切開により縦隔に達するものも含まれる。
問題:答え
○
問題:解説
開胸手術(7日間)の評価定義として、「胸壁を切開し胸腔に達する方法による手術(胸骨正中切開により縦隔に達するものも含む)」とあります。
開腹手術(5日間)
問題:腹腔鏡下に行われた手術
C項目「開腹手術(5日間)」の評価対象は、腹腔鏡下に行われた手術は含めない。
問題:答え
○
問題:解説
C項目「開腹手術(5日間)の評価対象は、「腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法による手術」であり、腹腔鏡下に行われた手術は含めないのが条件です。
問題:腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合
C項目「開腹手術(5日間)の評価対象は、腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法による手術だが、腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合も含まれる。
問題:答え
○
問題:解説
C項目「開腹手術(5日間)」の定義は、「腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法による手術(腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合を含む)」です。したがって、腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合も評価対象に含まれます。
骨の手術(5日間)
問題: 骨の手術の定義
C項目「骨の手術(5日間)」の評価対象は、指(手、足)の手術も含まれる。
問題:答え
×
問題:解説
C項目「開腹手術(5日間)」の定義は、「骨切り又は骨の切除・移植を要する手術(指(手、足)の手術は除く)」であるため、指(手、足)の手術は評価対象とはならない。
問題: 骨悪性腫瘍に係る手術
C項目「骨の手術(5日間)」の評価対象に、骨悪性腫瘍に係る手術は含まれる。
問題:答え
○
問題:解説
C項目「開腹手術(5日間)」の定義は、「脊椎固定に係る手術又は骨悪性腫瘍に係る手術」も評価対象となります。
問題: 悪性腫瘍に係る軟骨の手術
悪性腫瘍により軟骨部の手術を行った場合、C項目「骨の手術(5日間)」の評価対象になる。
問題:答え
×
問題:解説
骨悪性腫瘍で骨部分を手術した場合、軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないものは対象とならない点に留意すること。
問題:骨の抜釘術
骨の抜釘術は、「下肢・骨盤の骨接合に係る手術」に含まれる。
問題:答え
×
問題:解説
厚生労働省は疑義解釈で「抜釘術は、「下肢・骨盤の骨接合に係る手術」にふくまない」ことを発表しています。
問題:関節脱臼非観血的整復術の評価
関節脱臼非観血的整復術は、「下肢・骨盤の骨接合に係る手術」に含まれる。
問題:答え
×
問題:解説
厚生労働省は疑義解釈で「抜釘術は、「関節脱臼非観血的整復術は、「下肢・骨盤の骨接合に係る手術」に含まれない」ことを発表しています。
更生労度省:疑義解釈まとめを参照
胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)
問題: 胸腔鏡・腹腔鏡手術の定義
胸腔鏡下に胸腔に達する手術であるが、術式において縦隔に達するものも含まれる。
問題:答え
○
問題:解説
C項目「胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)」の定義は、「胸腔鏡下に胸腔に達する手術(縦隔に達するものも含む)」です。したがってこの答えは○。
問題: 腹腔鏡下に腹腔・骨盤腔内の臓器に達する手術
腹腔鏡下に腹腔・骨盤腔内の臓器に達する手術は、胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)の評価対象となる。
問題:答え
○
問題:解説
C項目「胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)」の定義に、「腹腔鏡下に腹腔・骨盤腔内の臓器に達する手術(後腹膜腔の臓器に達する場合も含む)」とあります。したがって答えは○。
問題: 後腹膜腔の臓器に達する場合
腹腔鏡下における手術のうち、後腹膜腔の臓器に達する場合は、C項目「胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)」の定義に当てはまらない。
問題:答え
×
問題:解説
C項目「胸腔鏡・腹腔鏡手術(3日間)」の定義では、「腹腔鏡下に腹腔・骨盤腔内の臓器に達する手術(後腹膜腔の臓器に達する場合も含む)」とあります。
問題:腹壁を切開しない方法で腹腔・骨盤腔又は後腹膜腔の臓器に達する手術
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の開腹手術について、「腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法(腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合を含む)により手術が行われた場合に評価する」とあるが、腹壁を切開しない方法で腹腔・骨盤腔又は後腹膜腔の臓器に達する手術は、対象となる。
問題:答え
×
問題:解説
厚生労働省は看護必要度の疑義解釈において、上記の問いに対して、「腹壁を切開しない方法で腹腔・骨盤腔又は後腹膜腔の臓器に達する手術は胸腔鏡・腹腔鏡手術の評価対象としない」ことを明記しています。
全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)
問題:「全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)」の評価対象
「全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)」の評価対象は、 開頭手術、開胸手術、開腹手術、骨の手術、胸腔鏡・腹腔鏡手術のいずれかに当てはまり、全身麻酔下、脊椎麻酔下で行われた手術のことである。
問題:答え
×
問題:解説
「全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)」の評価対象は、 開頭手術、開胸手術、開腹手術、骨の手術、胸腔鏡・腹腔鏡手術のいずれかに当てはまらない、全身麻酔下、脊椎麻酔下で行われた手術のことである。
問題:救命等に係る内科的治療
「全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)」の評価対象は、救命等に係る内科的治療も含まれる。
問題:答え
○
問題:解説
「全身麻酔・脊椎麻酔の手術(2日間)」の評価対象は、救命等に係る内科的治療も含まれています。救命等に係る内科的治療には①経皮的血管内治療(2日間)、②経皮的心筋焼灼術等の治療(2日間)、③侵襲的な消化器治療(2日間)が含まれます。
救命等に係る内科的治療:①経皮的血管内治療(2日間)
問題:経皮的血管内治療(2日間)の内容
経皮的血管内治療(2日間)とは、経皮的な脳血管内治療、t-PA療法、冠動脈カテーテル治療、胸部又は腹部のステントグラフト挿入術、選択的血管塞栓による止血術を含む処置のことである。
問題:答え
○
問題:解説
救命等に係る内科的治療:①経皮的血管内治療(2日間)の定義とは、経皮的な脳血管内治療、t-PA療法、冠動脈カテーテル治療、胸部又は腹部のステントグラフト挿入術、選択的血管塞栓による止血術であるとされています。
問題:経皮的血管内の検査のみの場合
経皮的血管内の検査のみの場合も、経皮的血管内治療(2日間)として評価される。
問題:答え
○×
問題:解説
経皮的血管内の検査のみの場合も、経皮的血管内治療(2日間)として評価できません。
救命等に係る内科的治療:②経皮的心筋焼灼術等の治療(2日間)
問題: 経皮的心筋焼灼術等の治療(2日間)の評価
経皮的心筋焼灼術、体外ペースメーキング術、ペースメーカー移植術、除細動器移植術、ペースメーカー交換術及び除細動器交換術は含めない。
問題:答え
○
問題:解説
経皮的心筋焼灼術等の治療(2日間)の定義に、「経皮的心筋焼灼術、体外ペースメーキング術、ペースメーカー移植術、除細動器移植術、ペースメーカー交換術及び除細動器交換術は含めない。」という記述があります。
問題: 体外ペースメーキング術の評価
体外ペースメーキング術は、1入院中に初回に実施した日から2日間までに限り評価を行う。
問題:答え
○
問題:解説
経皮的心筋焼灼術等の治療(2日間)の定義に、「体外ペースメーキング術は、1入院中に初回に実施した日から2日間までに限り評価を行う」と記載されています。
救命等に係る内科的治療:③侵襲的な消化器治療(2日間)
問題: 侵襲的な消化器治療(2日間)の評価
侵襲的な消化器治療(2日間)の評価は、内視鏡による胆道・膵管に係る治療、内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術、肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法、緊急時の内視鏡による消化管止血術のいずれかを行ったときに行う。
問題:答え
○
問題:解説
侵襲的な消化器治療の定義に、評価対象は「内視鏡による胆道・膵管に係る治療、内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術、肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法、緊急時の内視鏡による消化管止血術」であることが記載されています。
問題:内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜切除術又は内視鏡的ポリープ切除術の実施
侵襲的な消化器治療の評価は、内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜切除術又は内視鏡的ポリープ切除術を実施した場合も含める。
問題:答え
×
問題:解説
侵襲的な消化器治療の定義に、内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜切除術又は内視鏡的ポリープ切除術を実施した場合は含めないことが明記されています。
問題:緊急時の内視鏡による消化管止血術
緊急時の内視鏡による消化管止血術は、慢性疾患に対して予定された止血術や硬化療法を行う場合、同一病変について1入院中に再止血を行う場合、内視鏡治療に起因する出血に対して行った場合等は含めない。
問題:答え
○
問題:解説
問題文のとおり、侵襲的な消化器治療の定義に記載されています。
- 参考記事:>>ナース転職サイトならメディカルコンシェルジュが良い理由
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- 看護必要度の教科書的テキスト。
- ポイントに絞ってわかりやすくまとまってます。