シンママナースの マリアンナ です。
業界転職したい。今の職場を退職したい。もしどの業界に転職するか悩んでいるなら、医療業界を考慮してみてはどうでしょうか?医療業界は職種が多くて、キャリアなしの未経験、資格なしでも仕事が結構あるうえに、経済的に安定しているのが特徴。景気が悪くても年収にさほど影響しないもの特徴です。医療業界に転職したわたしが、他にはない医療業界特有のメリットデメリットについて紹介します。
転職を考えるなら医療業界はどう?安定性と将来性は上位だと思う
もうすぐ4月。4月といえば新入社員が入ってきますね。転職シーズンでもあるなぁ。
転職といえばわたし、一般企業から社会人経験を経て看護学校に入り直し、看護師になった業界転職者なんです。業界転職するなら今がチャンスだ!って思ったんですね。まだ20代前半だったから、新しく何かを覚えるには早いほうがいいと思って。業界転職って今まで覚えたことをいったん忘れて、また新しい分野のことを勉強しなおすので、大変は大変でした。精神的にも結構きつい。だけど、看護師になってから結構時間がたって、今振り返るとふたつの業界からふたつの技術を学ぶことができたのは、ある意味良い経験ができたと思っています。業界転職しないと得られなかったことってありますからね。
通販と取り扱う一般企業を退職して業界転職したからこそ、「医療業界」も「流通産業」もわかります。ふたつの業界を経験したからこそ、業界のギャップや違いみたいなのがわかる。業界の良いところ、悪いところを客観的にみれるようになったんですよね。そういう意味でいい経験ができた。働く業界によって、やはり特徴とかよしあしがあるんですよ。つまり自分に合う業界もあれば合わない業界もある。業界転職して、ふたつ以上の業界を知ってたら「この業界は前の業界と比べてこういう悪いところがあるけど、こんな良いところもあるな」とか客観的な業界の比較ができる。
わたしは一般企業から看護師になって転職して良かったって思うのは、その安定性と将来性です。
医療業界って劇的な成長がある産業でなくても、経済的にすごく安定してる業界です。安定性は公務員並みに安定している。っていうかひそかに公務員にも簡単になれるのが医療業界。国立病院とかで勤めるなら、すでに公務員扱いですからね、掃除婦でもヘルパーでも。別に資格がなくても医療業界で就職することは可能なんです。
医療業界がいかに安定してるのかってところに関してはボーナスとか給料にも表れてる。一時リーマンショックが起こって一般企業のサラリーマンの平均年収が100万くらい落ち込んだときでも、看護師にいたっては影響を受けることがありませんでした。看護師に限らず、病院で勤めるような職種にはほとんど影響がなかったと思います。そもそも景気が悪くなろうが、医療業界の収益にはほとんど影響がないですから。理学療法士とか作業療法士などのコメディカル、掃除婦さんとかヘルパーさん、医療事務、総務とかの事務職さんも含めて。そもそも医療の収入のもとって、国民保険とかの医療保険制度だから、医療保険制度が破産しない限り、収入自体が途絶えるようなことはないんです。(医療制度が変わって多少影響することは考えられますけど)
また将来性に関しても、高齢化社会から医療に関する需要が減ることはありません。医療技術にいたっては海外へいっても安定した需要があります。医療機器や医薬品が不要になる時代なんてそうそうこないだろうし。そう考えても将来的にこの業界危ういんじゃないかっていうことはない。将来的にも需要が継続した産業だと思うんですよね。
業界転職したい。もうこの業界には耐えられない。でもどの業界に転職したらいいのかわからない。
ならぜひ医療業界を視野にいれてみてはどうでしょうか?
経済的な安定性とか、将来性とかからみても、決して悪い産業ではないと思います。わたしは一般企業から医療業界に転職して、結果「良かった」って思っていますよ。後悔はしていません。
業界転職で失敗するのは、たいがいその業界を充分「理解せず」に選んでしまうから
業界転職していわゆる「失敗」するひとがいます。
転職したらブラック企業だったり、実はあわなかったり、業界ならではの「大変さ」があったり。その失敗の理由はいろいろあるんだと思うんですけど。転職を失敗したと思うのは、たいてい業界転職する前に、その転職する業界を十分に理解せず転職してしまうのが原因です。絶対業界ならではの良いところ、悪いところってありますからね。
初めて就職するときは、入念にあれこれ調べます。福利厚生だ、離職率だ、給料、ボーナス、労働組合はあるのかないのかとか・・。初めて働くからこそ、わからないゆえにちゃんと調べて、納得してから就職する。でも転職って、一度就職を経験しているから、事前調査が初めての就職のときより甘くなるんですよね。つい手を抜いてしまうっていうか、そこまで細かく調べず職種を選んでしまうんです。これはわたしも後悔しました。転職って見落としがちになるところがあるなーって。
たいてい転職する前って、今の業界に不満を感じて転職を考えるじゃないですか。それで、その不満を感じることがないような業界を選びます。経済的に不安定な業界に不満を感じたら、次は安定した業界を選びたくなる。「この業界安定してるから、この業界がいいな!」って思って転職する業界を選ぶんですけど、良いところに魅了されて転職する業界を選ぶと、その業界の悪いところってつい見落としがちになるんですよ。業界ってそれぞれ業界特有の良いところもあれば、悪いところもあるからね。
わたしは医療業界に転職して結果良かったって思うけど、転職した当時は、医療業界の良いところしか見てなかったので、最初は医療業界特有の「悪いところ」がすっごく辛かった。今は慣れたのでどってことありませんが。
もし業界の転職を考えるなら、「もうこんな業界いやだー!」って今の職場に嫌気をさして感情的になって退職するのはやめましょう。
転職、しかも業界転職だからこそ、初めて就職するときより慎重に職場を選ばないといけない。同じ失敗はしないようにしないといけないですからね。
医療業界で働くメリット・デメリット
ちなみに、医療業界で看護師として働くわたしから見たリアルな医療業界のメリット・デメリットをざっとあげるとこんな感じ。
医療業界で働くメリット
- お給料が安定している
- 景気に左右されない
- 一律して仕事がある
- 安定してるわりにキャリアなしの未経験でもできる職種がいっぱいある
- 年齢制限っていうのは結構なかったりする
- どこにいっても仕事がある
医療業界で働くデメリット
- 一般企業と比べて閉鎖的なので、上下関係が厳しい感じがする
- 職種によるけど休みが不規則であることが多い
- 職場によってはサービス残業とか当たり前
- 仕事内容が3K(きつい・きたない・給料安い)になることもある
- 人間関係が良くないところが結構ある
医療業界は「キャリアなし」「未経験」「だけど安定したい」なら、選んで失敗はしない
転職するときにどうしてもネックになるのが、「キャリアなし」とか「業界未経験」とか、何かしら自分のスキル的なところの不足がやはりネックになる。
医療業界は安定している割に、そういったスキル不足でも仕事を選ばない限り、仕事が結構あったりする。ヘルパーとか掃除スタッフとか、学歴も関係ないけど正規雇用の職種って結構どこの病院でも募集をしています。職場によっては公務員扱いになったり、超大手病院とかに就職することもできる。ちょっとがんばって勉強できるなら医療系資格をとることでその保障や手当は厚くなる。これらは医療業界に転職する最大のメリットじゃないかって思います。
本当に「安定」っていうのを求めていて、仕事を選ばないなら、医療業界への転職はおすすめですよ。わたしも実際転職してみて、最終的には転職してよかったって思えるから。まぁ、大変なこともあるんですけどね。資格がなくたって医師や看護師だけじゃなくても、作業療法士とか理学療法士のコメディカル、歯科衛生士とかも医療業界の職種だし、医療事務や総務、掃除スタッフとか看護助手だって立派な病院のスタッフになります。医療ってやはり企業と違ってハードな仕事ではあるので、離職も多い事から求人も多いし、未経験やキャリア無しでも結構仕事があるのも特徴です。
転職を考えてるときって、気持ちがゆらいで辛いけど、考え方によっては新しい環境に飛び込む飛躍の年でもあります。しらべて後悔はしないから、いろいろ情報収集して、自分に合う素敵な職場に就職できるといいですね。
以上、医療業界の転職についてでした。