1日1食で得られる効果とメリットまとめ



シンママナースの マリアンナ です。

 

 

年をとったら1日1食がいいって医者が言ってたのを聞いたので、色々本を読んで、1日1食の効果とメリットをまとめてみました。

 

 



医者から聞いた「30歳すぎたら1日1食で十分」の話

 

こないだ診察中、医者が肥満ぎみの中年女性患者に、話してたのをチラっと聞いたんです。

 

医師
「30才すぎたら、すごく代謝が落ちるので、1日1食でも栄養は十分なんですよ。それより、代謝も落ちてきているのに1日3食も食べてたら、消化器の負担のほうが大きい。だから、1日1食くらいでいいですよ。」

 

話を聞いていると、どうもそのぽっちゃりぎみな中年女性患者さんは、世間が「1日3食」っていうのを押しているから、「1日3食」食べなきゃいけない!みたいに思っていたんだと。

 

まぁ確かに、わたしも子どものころから学校でも「1日3食きちんと食べましょう」「朝食をしっかり食べましょう」みたいなことが頭に刷り込まれてきたから、ごはんは1日3食食べるもの、っていう先入観があった。

 

先生の言う通り、人間のからだって30歳前くらいをピークに、からだの代謝はどんどん落ちていくんです。いわゆる老化ってやつですね。消化機能を含む、すべての機能はどんどん低下していくわけ。そう考えると、消化機能も置いて行って、代謝も落ちてきて、1日3食もいるのかっていわれたら、30歳過ぎたらそこまでエネルギーって必要ない。妙に納得。

 

今まで、「1日3食食べなさい」っていう当たり前の常識が、実は正しくなかったってことになる。

 

その根拠をすごく知りたくなって、1日1食の効果を調べてみた。

 

 



1日1食生活で得られる効果

 

1日1食で得られる主な効果、いわゆるメリットは以下のようなものがあげられる。

 

痩せる

1日1食生活をすることで、まず必要最小限のカロリーしか摂取しなくなることから、痩せる。

30歳を超えると代謝が落ちてくるので、今まで通り食べていたら太っていくし、実際30代をこえて、自分の体型がおデブちゃんになっていることを実感しているひとも多いはず。(わたし自身もそう)

だけど、代謝が落ちてくる30代からは、1日1食くらいの摂取にすることで、体型をキープできるし、肥満を予防できる。

 

 

眠気がなくなる・活気が出る

 

1日1食生活にすると、痩せる以外にも受けられる恩恵はこれ。

実は人間のからだは空腹を感じると、アドレナリンがでるようになっている。アドレナリンといえば興奮を促すホルモン。

眠気を予防して、活気を感じる作用もある。

 

緊張して手に汗をかく、ドキドキする、などの体の症状は、このアドレナリンの作用によるもの。

 

人間のからだって、しばらくごはんを食べないでいると血糖値が下がってくる。

血糖値が下がると、からだは一定の血糖値を保たないといけないので、空腹を感じさせ、からだに「食べろ!」っていう指令を出す。これが空腹を感じる原理。

それでもからだがご飯を食べないと、血糖値を上げるために、血糖値をあげるホルモン「アドレナリン」を分泌する。

 

一食たべて、血中の血糖値を維持できるのはせいぜい6~8時間程度。人間ってどれだけ食べても6~8時間すると血中の血糖値を消化してしまい、空腹を感じる。

つまり1日1食生活にシフトすれば、いつも感じる眠気やだるさを回避できるってこと。

 

 

記憶力がよくなる

 

あまり知られてない効果だけど、空腹って実は「記憶力」をよくする効果がある。

石原結寛さん著書の「空腹療法」には、空腹を感じることで記憶力がよくなったという研究結果について紹介されている。

 

 

食事量を減らしたグループ、食事量を減らしていないグループに分け、記憶力のテストを行ったところ、食事量を減らしたグループのほうがテスト成績がよかった。その差はおよそ30歳と50歳の差があるんだって。確かに食べてない状態でセミナーとか受けると、おなかすいてるからか、目がギラギラしてるのが分かる。たべてすぐ受ける授業って眠たいけどね。

 

 

肌がキレイになる

 

1日1食ダイエットを始めたら、実はこんな恩恵もある。「美肌効果」。

もちろん、必要最小限の栄養素(タンパク質とかビタミンとか)を摂取していることが大切だけど、空腹を感じるような「1日1食」生活を続けていると、血中の老廃物が減る。

っていうのも、からだに必要以上の栄養を摂りすぎている生活を送っていると、血中に老廃物が増える。老廃物は皮膚の血管の血流を悪くする。

この老廃物の蓄積がシミとかクスミの大きな原因らしい。

 

小食や空腹が続くと、血中の老廃物は少なくなる。これが血液の流れを良くするので、肌がキレイになるらしい。

 

 

免疫力があがる

 

どうも、前述の著書を読んでいてもそうだったんだけど、最近は空腹は免疫力をあげることが明らかになっているらしい。逆に満腹状態は免疫力を下げるとのこと。

かぜもひきにくくなるし、感染症に強くなる。

 

ごはんがおいしくなる

 

「空腹は最高の調味料」なんて言うけど、やはりこれは本当。

おなかがそんなにすいていないのにごはんを食べると、どんだけおいしい食材をつかったって、あんまりおいしくない。

だけど、おなかがすごくすいているときに食べるごはんは、格別においしい。お酒も同じく。

 

現代人って、どこにでもコンビニがあるし、自分の代謝以上に食べる生活が普通だから、空腹ってあまり感じることがないけど。

こどものとき外で遊びすぎたあと、おなかぺっこぺこで食べる晩御飯って、最高においしかったですもんね。

 

高級な食材やお酒がなくても、空腹があればなんでもおいしい。

やはり現代人のおとなたちには、空腹って必要なのかもしれない。

 

 

 



昔から空腹=健康、食べ過ぎ=不健康であることはよく知られていた

 

そもそも食べ過ぎって行為自体が、すごくからだに悪いことは昔から知られている。

食べ過ぎ、肥満がよくないことに関することわざもたくさんある。

 

  • 肥満は大病のもと
  • 腹八合に医者いらず
  • 大食短命
  • 小ぐいは長生きのしるし

 

こんなに昔から「食べ過ぎ」っていうことがからだに良くなくて、「小食」がよっぽど健康的であることは知られていた。

確かに、食べ過ぎからくる病気はたくさんある。糖尿病、心疾患、脳血管疾患も少なからず原因に肥満があるし、食べ過ぎが関連している。

 

「空腹療法」を読んで、少なからず確かに、30才すぎたら1日3食はとりすぎだわーって思うようになった。

 

 

わたしたちは幼少時から、「1日3食、しっかりたべなさい!」みたいな「食べないといけない」意識が刷り込まれてきたけど、実際その「3食きっちり食べなさい」が結果的に食べすぎやカロリーオーバー、肥満につながっているわけで。

うーん、

今思えば、食べ物によっては消化自体に6時間くらいかかるのに、起きてる間6時間おきに食べるって、食べっぱなしやん。ってなるよね。

食べることで、一番重要なことは栄養バランス。3食食べたって、3食ともジャンクフードや炭水化物ばかりでは栄養に偏りがでてしまう。

 

 



空腹は自分のすべてを高める味方

 

この記事で伝えたいことは、これ。

1日のなかで空腹を感じる一定時間を作れば、免疫細胞が活性化され、頭はさえるし、肌もきれいになって、いいことづくめだということ。

栄養バランスを考える必要はあるけど、ストレス社会で生きる現代人にとっては、空腹はどんなサプリメントより、健康にプラスになるんだと思う。

 

シフト制の仕事してるとちょっと1日1食のライフスタイルをつくるのが難しいけど・・・。

 

以上、1日1食の効果とメリットまとめでした。