【タバコの害】肌・脳・美容に有害となる根拠~喫煙者女性写真比較、副流煙を介した子どもへの被害~



シンママナースの マリアンナ です。

タバコの害の根拠や原因、肌や脳及び子どもへの影響、喫煙による劇的な老化を証明づける喫煙者(女性)の写真についてまとめています。「タバコの害は嘘」というデマがあふれてきていますが、タバコの有害物質による健康被害は事実です。



タバコの害が脳に影響する根拠

大脳皮質の萎縮

タバコが脳にどのように影響するのか。以下に興味深い研究文がありました。

「たばこを吸う人は、吸わない人に比べ、大脳皮質が薄くなっていることが判明しました。大脳皮質の減少は、認知能力の低下につながります。また、禁煙をすれば、大脳皮質が回復する傾向が示されました」と、マギル大学のシャリーフ カラマ氏(精神医学)は言う。

保健指導リソースガイドより

脳内にある大脳皮質は運動や感覚、言葉など様々な日常生活に必須な働きを担う部位です。喫煙者の大脳皮質は、禁煙者の大脳皮質と比較して薄くなっていることが判明しています。長年による喫煙は大脳皮質を委縮させ、これらの機能を低下させることがわかっています。

 

 

長年にわたる低酸素状態

タバコを吸うと、まるで頭がキューっとなったような感じがして、クラっとする(いわゆるヤニクラ)が起こったりします。これは脳内の細い血管(末梢血管)が収縮して血流が不足するため起こる現象です。タバコを吸うと煙をすっているため、血液中に一酸化炭素が貯まります。一酸化炭素とは煙や排気ガスに含まれるガスの一種で、血液中の酸素を運ぶヘモグロビンにくっつきます。一酸化炭素のヘモグロビンにくっつく力は、酸素より強力です。すると酸素を運ぶための重要なヘモグロビンに、一酸化炭素がくっついてしまうので、酸素がうまく運ばれなくなってしまいます。

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メディまぐ.糖尿病

 

酸素が運ばれなくなるということは、タバコをすっている間一時的に低酸素状態になっていることになります。それでも慢性的にタバコを吸う喫煙者は、その低酸素状態に慣れていますから、その脳の低酸素状態に抵抗感がなくなっています。

 

このようにタバコの害は、脳にも積み重ねるようにダメージを与えています。

 

血管の老化

喫煙することで、善玉コレステロールの合成が難しくなり、血もドロドロになりやすい状態です。血管が収縮することで、血圧も上がりやすく動脈硬化(血管が硬くなる)を促進することになり、最終的に喫煙することで血管の老化が促進されます。

血管は体のすべての器官の栄養を運ぶ重要な道路のようなものです。肌も髪も心臓も内蔵も、すべて血管によってその栄養を運ばれています。その血管がボロボロになるということは、全身の体のあちこちも同時に老化することも意味します。ボロボロの道路で、スムーズに車って通れませんよね。血管が老化すると、体のあちこちに栄養がいかず、見た目も中身も老化が進みます。なぜ喫煙者の顔は非喫煙者の顔と比べて老けているのか。それは健康維持に欠かせない血管のコンディションが悪くなることも起因しているといえます。

 



タバコの害が肌に影響する根拠~タバコは美容の最大の敵~

タバコによるいわゆる血流不足や酸素不足は、肌にも起こります。子どもが走ったり、若い子が走ったりすると、ほっぺたや耳が真っ赤っかになりますね。あれは血流が良く、一番体の末梢で血液の届きにくいところにも血液を届くために、末梢の細い血管が拡張していることから起こります。

喫煙者の場合、タバコを吸う度に末梢血管(心臓から一番遠い場所や、皮膚などの表面の血管)が収縮して血流が悪くなるため、その部位の細胞にうまく栄養や酸素を運べません。酸素や栄養の届かない細胞は劣化していくので、その部位から老化していくことになります。心臓から一番遠い場所(肌や髪、歯、目等)何かしら心臓から離れている体の部位は、女性がいつも美しさをキープしておきたい部位ばかりですね。からだの隅々まで栄養がいきわたるイキイキした状態は、女性が一番美しいコンディションともいえます。

タバコを吸うと、その女性にとって一番良い美容のコンディションが奪われることになります。

 

 



タバコの害を証明する「喫煙者及び非喫煙者」の双子写真

スモーカーズ・フェイス”という言葉を知っていますか?

喫煙者独特の顔だちを「スモーカーズフェイス」と呼ばれています。

スモーカーズフェイスとは、目じりの深いシワ、年齢相応ではない法令線、黄色い歯、くすんだ肌等がと特徴的です。

下記の写真は、もともと双子の女性で喫煙者と非喫煙者の画像です。喫煙者には年相応にないシワやくすみ、歯の汚れがあるのが一目瞭然でわかりますね。

タバコの害女性写真・画像

画像提供元

タバコの害女性写真・画像

画像提供元

タバコの害女性写真・画像

 

画像提供元

タバコの害が、どれだけ女性の美容に影響するか、よくわかると思います。

 



「タバコの害は嘘」が嘘です!騙されないで!

最近、「タバコの害は嘘」という噂がネット上であふれてきています。何から発症してこんなあほみたいなデマが流れているのかしりませんが、わたしは長年の喫煙が原因で、肺がんを患ったり、COPD(肺気腫 いわゆる たばこ病)で亡くなっていったひとをたくさん見てきています。またたくさんの医学書、文献にもタバコによる害が体に悪影響であることは証明されています。「タバコは害がない、タバコは実は無害だった」みたいななんの根拠もないデマ情報に騙されないでください。タバコに害がないなんて、医学的根拠はありません。ただそう書けば話題になるのでタバコに害はないなんて嘘を広めているんだと思います。

だったらそもそもタバコのパッケージに、JTも「がんの恐れがあります」なんて題材的に書かないでしょう。

 

そのタバコは害がないという記事を読んで禁煙を踏みとどまった方、そんなデマに騙されず、ぜひ禁煙をがんばってみましょう。

 

 



知ってほしい「タバコ病:COPD(肺気腫)」の恐ろしさ

わたしが看護師になってから改めてタバコが怖いと思ったのはタバコ病ともいわれる「COPD(肺気腫)」です。

COPD(肺気腫)は、肺の酸素を取り込む役割の肺胞という部分が破壊されていくことで起こります。喫煙によって肺胞が徐々につぶれ機能しなくなっていくのですが、怖いのは一度タバコによってつぶれた肺胞は二度と回復しないことです。肺胞の酸素を取り込む機能によって人間は酸素を体に取り込むことができています。肺胞がつぶれ充分な酸素を取り込めなくなるとちょっと動いただけでも息苦しくて、普通ならトイレへいったり、ごはんを食べたりという当たり前の日常生活が送れなくなるのです。常に酸素ボンベで酸素を吸いながらじゃないと生活できません。そしてCOPD(肺気腫)のもっと怖いのは、酸素ボンベをつないで生きていくことができても、どんどん肺の機能は衰えていきます。しかしCOPD(肺気腫)になると、酸素を取り込む機能が落ちて息苦しくなっても、酸素投与量を上げると呼吸停止してしまうので(co2ナルコーシスと言います)、一定の酸素量以上に酸素投与量をあげることができないのです。酸素が取り込めないからだなのに、酸素投与もできない状態、つまり常に息苦しい状態が続くことになるのです。まるで少しずつ溺れていくように、みんな呼吸苦を呈しながら、亡くなられていきます。

 

看護師として、正直人が亡くなるのを見るのは辛いけど、COPDで亡くなるひとを見るのはなおさらに辛いです。

苦しくてもそれを緩和してあげられる方法がない。酸素投与量をあげることはできないんです。だからって、腎臓や肝臓が極端に悪いわけでなければ、呼吸苦があるからってすぐに亡くなるわけではないんです。苦しいけどどうすることもできない。自分で動くこともできない。でも意識ははっきりしているから、息ができなくなっていく自分に恐怖心に襲われるんでしょう。COPDで亡くなるひとの多くは、亡くなる前に頻繁に看護師を呼ぶようになります、特に理由がなくても。息が苦しい怖さと、死の恐怖があるんだろうと察していますが・・。

 

タバコを吸っていて、禁煙を考えているなら、ぜひ勇気を出して禁煙を実行してください。

COPDは怖いです。COPDになってからタバコをやめてもやはり遅いです。

 

 



アイコス(iqos)、プルームテック(Ploom TECH)、電子タバコの害はあるの?

禁煙ブームにのっかって、爆発的な人気を誇る電子タバコアイコス(iqos)やプルームテック(Ploom TECH)。人気がありすぎて、在庫が持たず現在製造そのものが追い付いていないようです。

アイコス(iqos)の概要と在庫状況 参考記事↓

【購入方法】アイコス(iqos)がどの店にも売ってないので本社へ問い合わせた結果[AD] 販売と同時に売り切れ続出したアイコス(iqos)。 ファミリーマートやセブンイレブン等コンビニもタバコ屋さんも在庫なしで全滅。 どこにも売ってないし購入できないのはなんで!? って気

 

アイコス(iqos)、プルームテック等の話題の電子タバコ、実際に害はどれくらいあるのか?

答えは全くないとは言い切れませんが、限りなく普通の紙巻たばこより害は軽減されています。

 

ニコチンやタールなどの有害物質は含まれていたとしても、煙を吸うことによって得る一酸化炭素や煙そのものは吸引しないので、同じ喫煙でも加わる害の大きさは違います。それだけで紙巻たばこと比べ肺胞にかかる負担がだいぶ軽減されているといえるでしょう。製品に差はあれど到来の火をつけて吸うたばこより、電子タバコはだいたい8~9割の有害物質の除去に成功しているそうです。ってことは全部消えてないとしてもほとんど有害物質は消えたようなものですよね。

どうしても禁煙自体が難しいのであれば、代替方法で電子タバコや禁煙パイポで対処していくのも手だと思います。

 

ただ現在、なかなかアイコス(iqos)やプルームテック(Ploom TECH)が手に入れられないのが難点ですけどね。

 

 



子どもにも影響するタバコの害 ~副流煙マナーを守ろう~

タバコの害の中でもよく聞くのが、「副流煙」による周囲のひとへの害です。

タバコを吸ったときにでるあの煙を「副流煙」といいます。

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有名な話ですが、実際にタバコを吸っているひとより、タバコを吸っている周囲のひとのほうが、副流煙を介してタバコの害を受けています。

これは受動喫煙とも呼ばれ、タバコを吸わないひとでも、タバコを吸っているひとの近くにいるだけで吸っているに等しいタバコの害を受けているのです。

 

特にタバコの先端から出る煙の場合、吸っているひとはフィルターを経由して煙を吸っていますが、タバコを吸っていないひとはフィルターを介さずモロにタバコの煙を吸い込んでいることになります。

これ、非常に、ひっじょ——————に、体に悪いです。

もう、パチンコ屋とか、飲み屋とかとんでもないです。分煙や禁煙をしていないので、タバコの害だらけ。

 

子どもがいるなら、子どものためにもタバコをできるだけやめましょう。たとえベランダでタバコを吸っても、服や皮膚についた煙やニコチンは付着していて、同居している家族には十分影響があるといえます。

親が喫煙者である場合、子どもも喫煙者になる確率が高くなるということが研究で明らかになっています。おおよそ500円のタバコを1日1箱すうなら、月に15000円かかります。

もし禁煙に成功して、子どもが育つ20年間貯蓄するなら、360万円貯金できます。充分大学にだって行かせられるお金です。

 

生まれたときにタバコを吸っていたひとがいるでしょうか。やめられないと思うのは、自分がそう思いたいという面もあります。実際タバコはなくても生きていけるからです。

お父さん、お母さん、もし禁煙したいと思っているなら、ぜひ頑張って禁煙してみましょう。

 



まとめ

どうしてもタバコをやめられない、それは仕方がない事です。自分自身が一番やりやすい方法で、一番適切な時期にやめることが大切です。

ただ、なぜかタバコは害がないとかいうデマ情報もちらほら出てきていて、こりゃいかん!と思いこの記事を書きました。医学的知識のないひとがあんなのみちゃうと信じちゃうから。

タバコの害、すごくありますよ!害のないタバコなんかないです!これはほんと。いっぱい医学書にも書いているし、喫煙者と非喫煙者の写真も劇的な違いを物語っています。

ただ害はあっても電子タバコとかはだいぶ害を軽減できているのは事実のようですね。どうせもし吸うなら、電子タバコにシフトするのは良い考えだと思います。

 

長くヘビースモーカーだったひとが肺がんになったり、COPDになったりして、辛い思いをして亡くなるひとを見てきて、やはりタバコって吸わないに越したことがないと本当思います。